News Mathematica No.425 メモ [趣味の数学]

　

Ayoub, R. G. (Ed.), Musings of Masters, M.A.A.
ポワンカレ、アダマール、ハーディ、ワイル、バーコフ、ヒルベルト、ノイマン、ヴェイユ……といった錚々たる面子による数学エッセイ集。まあ、「エッセイ」という響きは軽すぎるかもしれないけど、少なくとも「数学論文」という体裁ではない、「数学を巡る論考」集、といった感じかな。これは欲しい。

Burton, L., Mathematicians as Enquirers, Kluwer
「探求者」としての数学者。いかにして人は「数学者」になったか？を問う、実証研究。

Priest, G., Towards Non-Being, Oxford
非在に向かって……。矛盾論理の碩学であり、ナイスな空手野郎でもあるプリーストによる内包論理論。「信じる」、「想像する」などの、「存在しないもの」についての思惟はいかにして可能か？　表紙がものすごい。

Turksen, I. B., An Ontological and Epistemological Perspective of Fuzzy Set Theory, Elsevier
ファジー集合論ですか……。いや、自分でクリッピングしておいて嗟嘆してりゃ世話ないんだけど、どうなんですかね、ファジー集合。CS系ではすっげー本出てたりするけど。まあ、値段も値段だし、買わないことは確実なんだけど。