最近見た映画 [映画]

最近（といってもここ数ヶ月ぐらい）に見た映画。マイルドなネタバレ（「この映画はあの映画に似ている」とかそういう記述）がありますので、ご注意を。

In Fear
主要人物が三人というミニマル・スリラー。最近見た映画のなかでは It Follows とならんでラスト・シーンが決まっていました。（それほど最近というわけでもないけど、それなりに最近見た映画のなかでは、Mother のラスト・シーンもものすごくかっこよかった）（ところで It Follows が「外国の青春映画」に区分されているけど、これはものすごくただしいカテゴライズだと思う）

Final Girls
ホラー映画のなかに入りこんでしまうというメタ・ホラー。おもしろいはおもしろかったけど、「メタ・ホラー」という観点からはだんぜん Cabin in the Woods ですね。もっとも、比べるもんでもないかもしれませんが。

K-PAX
これはちょっと説明がしにくいんですが、広義には「SF」ってことになるんでしょうか。ぼくはあまりオープン・エンディングは好きではないんですが、これはよかったです。ともあれ、ケビン・スペイシーが好きであれば見るべきでしょう。

Mr. Jones
POVホラー。構成が The Conspiracy にちょっと似てるかな。

Pandorum
「逃げようのない空間に何かおっかないものといっしょに閉じ込められる」という、まあ言ってみればキャビン・フィーバーものなんですが、「つまんなくはなかったけど……」という感じの映画でした。主役の人が Bang Bang You're Dead の人で「おお」と思った。

Sotonehearst Asylum
精神病院もの。これも、「つまらなくはないけど……」という映画でした。

The Reconstruction of William Zero
クローンもの。これも（以下略）……なんですが、ストーリー全体を考えるとラストにそれなりの陰影があってそこはよかったです。

They're Watching
POVホラー。ラストの「こういう展開になるのか！」というすっ飛ばし具合に Dark City を思い起こさせられました。

Pixels
奥さんが「これはぜったいにくだらないだろうから見るべき」と借りてきました。たしかに、くらだらないはくだらなかったんですが、とちゅう、じゃっかんシリアスな風味が漂うところがぼくにはちょっと退屈だったかな。（そういう「じゃっかんシリアスな風味が漂うところがちょっと退屈」というのは、Big Hero 5 を見たときにも思った）

Ricki and the Flash
ハートフル・コメディ。ぜんぜん期待していなかったのだけど、たのしめました。

RoboCop
奥さんが「ロボコップ好きでしょ」と借りてきてくれました。いや、バーホーベン版がテレビでかかってるとたしかに見ちゃうけど好きってほどでは……。ともあれ、容易に予想されたことですが、主役はロボコップではなくマイケル・キートンとゲイリー・オールドマンでした。（ちなみに、バーホーベン版について奥さんは「『よくあるハリウッドのアクション・ヒーローものでしょ』とたかをくくっていると予想以上にヒドイことが繰り広げられていて『おお』と思う映画」と的確なことを言っていた）

Evidence
POVホラー。Chernobyl Diaries っぽかったです。（まったく同じタイトルの、ややPOV風味が入っている映画があるんですが、そっちのほうがおもしろかったかな、ちょっと Wild Things がほうふつとさせられて（って、そういう問題ではない（ってか「エロティック・バージョン」ってなに）））

Babadook
It Follows とともに「ヌーヴェル・オルール」とでも言いたくなるようなどくとくの雰囲気をたたえたホラー。DVDのジャケはけっこう力づくでおっかない感じですけど、じっさいはかなり抑えた演出の映画なので、ホラーが苦手な人でもいけるのでは。

Who Am I
ドイツ産ハッカーもの。ぜんぜん前情報なしに見たので「期待」も何もなかったんですが、おもしろかったです。まあ要は ***** ********（これはタイトルを明記するとさすがにネタバレすぎるので伏字で）パターンなんですが。

ああ、そういえば、このあいだ紹介した Me and Earl and the Dying Girl がDVD化されるたみたいですね。いい映画なのでこの機会にぜひ。