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へヴィ・メタルとわたし
[音]
ぼくが最初に買ったレコードはスレイヤーの『レイン・イン・ブラッド』だという話はこのブログでも何回かしたと思うのだけど、そういう縁もあって、レコードを買いはじめたころはスラッシュ系や、そこから派生してふつうのメタルの音盤をけっこうよく聴いていた。ただ、レコードを買いはじめてからほどなくして「ジャンク」と日本では呼ばれていた音楽にどっぷりとはまり、そこからノイズやらなにやら一般性のよりない方向に行ってしまったので、メタルを聴いていた時期というのはそれほど長くない。それでも、そのころ聴いていた何枚かはいまでもたまにふと思い出しては聴いている。そんな、いまでもたまにふと思い出しては聴いているメタルのレコードを、いくつか。
Slayer, Reign in Blood
何はさておき、ぼくがいちばんさいしょに買ったレコードでもあるこのアルバムをあげなくてはなるまい。そういう個人私的な愛着を別にしても、このアルバムはそれ自体としてスラッシュ・メタル史の一時代を劃するものだと思う。レコードに針を落としたら最後、息をつくひまもなく終わりまで連れて行かれる。おもにミドル・テンポでじわじわ攻めてくるような次のアルバム South of Heaven もぼくは好きだ
Metallica, Master of Puppets
このアルバムにかんしては何の説明もいらないだろう。メタリカは、どのアルバムも(世間的にはあまり評判のよくないらしい Ride the Lightining ですら!)それぞれのよさがあるのだけど、このアルバムは、「スラッシュ・メタル」や、さらには「へヴィ・メタル」といった狭いジャンル内にとどまらず、音楽史的に見て後世に残る作品だと思う。一曲一曲のクオリティの高さは言うに及ばず、アルバム全体の構成も隙がない。
Destruction, Release from Agony
これは、シスコ新宿店で見かけ、思わずジャケ買いした。結果は、大正解。無軌道に聴こえかねない不定形なリフと、「あぶらだこ的」と称してもいいようなボーカル、そしてメイン・リフとの調和がほとんどとれていない唐突にクラシカルなギター・ソロ。メシュガーなどに代表されるいわゆる "djent" と言われるジャンルのひとつの源流はあんがいここにあるのかもしれないと思っている。
Helloween, Keeper of the Seven Keys, Part I
のびやかなハイ・トーン・ボーカル、流麗なメロディ、疾走するリフ、泣きのギター・ソロ、そしてライブでは大合唱せざるを得ないようなサビ。ぼくのなかでハロウィーンのこのアルバムは「ザ・メタル」といってもいい位置を占めている。
Ozzy Osbourne, The Ultimate Sin
オジーは、ふつうに選べばランディ・ローズ在籍時の作になるのだろうけど、ここはあえて、個人的にいちばん「メタル度」の高いと思われるジェイク・リー在籍時のこれを。
Anthrax, Spreading the Disease
このアルバムは、むしろ昔よりも今のほうが「いいな」と思って聴いているかもしれない。そして、ギターのザクザク具合はたしかにスラッシュ・メタルのそれなのだけど、それ以外の部分にかんしてはあんがいオーソドックスなメタル要素がつよいな、とあらためて思ったり。
Diamond Head, Lightning to the Nations
このアルバムは、多くの人がおそらくそうであるであろうように、メタリカのカバー・アルバムの影響で買った。ともあれ、このアルバムはあまりメタルメタルしておらず、かつポップなので、日ごろあまりメタルを聴かない人でも聴きやすいのではないかと思う。ちなみに、「疾走感あふれるリフ」というとぼくはこのアルバムに収められている "The Prince" を思いうかべる。(そしてぜんぜん関係ないけど、一時期流行った「親に向かって何だその~は!」ネタでは「親に向かって何だその疾走感あふれるリフは!」がいちばん好きでした)
Heathen, Breaking the Silence
このアルバムはじつはさいきん買い直してひさしぶりに聴いたのだけど、「あれ、こんなんだっけ?」と思った(とくに、ボーカル)。とはいえ、演奏や曲はいま聴いてもじゅうぶんかっこいいと思う。
Stormtroopers of Death, Speak English or Die
これは、果たして「メタル」として挙げていいのかどうか迷うところだけど、ギターの鳴りはあきらかにスラッシュ・メタルのそれ、ということで。曲名や歌詞は(というかそもそもアルバム・タイトルからして)かなり洒落にならない皮肉の効いたものばかりだけど、とくに、"United Forces" では、歌詞カードに "Crossover to a final scene" とあるところをじっさいは "Kill the peace punk" と歌ってて中学生心にひえーと思ったのを覚えている。
Exodus, Pleasures of the Flesh
ベイ・エリア・クランチ! 1曲目の "Deranged" にはベイ・エリア・スラッシュの最小の部分がぎゅっと凝縮されていると思う。
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