MathJax 用ダイアグラム描画拡張 XyJax のインストール [技術]

拍子抜けするほどかんたんでした。

とはいえ、いま「拍子抜けするほどかんたん」と思っていても、つぎに新たな環境にインストールするときにはぜったいそのかんたんな手順を覚えていないであろうので、以下、自分用にインストールの手順をメモしておきます。（MathJax そのもののインストールにかんしてはこちらの過去記事を参照してください）

1. ここから XyJax 本体をダウンロード
2. ダウンロードしたものに入っている xypic.js の末尾にこれから xypic.js をアップロードしようとする場所（ぼくは /MathJax/extensions/TeX/ を選択）へのフルパスを記述。具体的には MathJax.Ajax.loadComplete("[MathJax]/extensions/TeX/xypic.js"); の [MathJax]/extensions/TeX/xypic.js を自分の環境でのフルパスに書き換える。
3. 2 で書き換えた xypic.js を、その末尾に記述した場所（つまり、ぼくの場合は /MathJax/extensions/TeX/）にアップロード
4. ブログの場合、固定ヘッダ内の MathJax にかんする記述のうち、使う拡張を記述したところに xypic.js を足す。具体的には、extensions: ["tex2jax.js","TeX/noErrors.js","TeX/noUndefined.js","TeX/AMSmath.js","TeX/AMSsymbols.js","TeX/xypic.js"] などとする。

これでもう使えるようになっているはず。

たとえば、

\[
\begin{xy}
\xymatrix {
U \ar@/_/[ddr]_y \ar@{.>}[dr]|{\langle x,y \rangle} \ar@/^/[drr]^x \\
 & X \times_Z Y \ar[d]^q \ar[r]_p & X \ar[d]_f \\
 & Y \ar[r]^g & Z
}
\end{xy}
\]

と記述すると
\[
\begin{xy}
\xymatrix {
U \ar@/_/[ddr]_y \ar@{.>}[dr]|{\langle x,y \rangle} \ar@/^/[drr]^x \\
 & X \times_Z Y \ar[d]^q \ar[r]_p & X \ar[d]_f \\
 & Y \ar[r]^g & Z
}
\end{xy}
\]

が出力される。

すばらしいですね。