ガタリ版『アンチ・オイディプス』を求めて [本]

今日こそは！との想いを胸に、閉店時間も差し迫った紀伊国屋書店新宿南店に駆け込んだわけですが……

なかった……。

えー、何でだよー、紀伊国屋HPの検索だと「有」マーク付いてたじゃんか！

で、しようがないから店内をぷらぷらして結局何も買わずに帰ってきたんだけど、そのとき目に付いたものをメモ。

Scott Soames, Philosophical Analysis In The Twentieth Century: The Dawn Of Analysis, Princeton Univ. Pr.
いわゆる「分析哲学」の歴史を、その内実も重視して追う。この巻ではムーアから前期クワインまでを扱う。

G. W. Fitch, Saul Kripke, Mcgill Queens Univ. Pr.
言わずと知れた「神童」クリプキについてのモノグラフ。厚さのわりに高い。表紙の写真がちょっといい（何か、おれはケージを思い出した）。それはそうと、一番「最近」のクリプキの書き物って、何ですか？

Ludwig Wittgenstein, Tractatus Logico-Philosophicus Kritische Ed., Suhrkamp
『論考』本文、および、それに結実する草稿群をコンパイル。けっこうでかめの版型でした。

Marc Goldschmidt, Jacques Derrida: Une Introduction, Pocket Agora
えーと、手にとって見はしたけど、特筆するようなことも……。どっか版権取ってんのかな？

あと、誰かのリーダーで「え、こんな人のも出るんだ！」って思ったのがあったんだけど、何だっけかなあ。

そんな訳で、目指すものはなかったわけですが、めげずに今度、フランス図書やら八重洲BCやら欧明社やらチェック入れてみようと思います。