買い本 [本]

これから哲学科主催カラオケパーティー（！）があるので、てみじかに。

Badiou's Being and Event: A Reader's Guide (Reader's Guides) Christopher Norris (Continuum Intl Pub Group, 2009)

バディウ『存在と出来事』（英訳）の解説本。著者のクリストファー・ノリスは、言うまでもなく、『デリダ』などでおなじみの人。バディウの集合論概念の利用を真に受けている時点で何をか言わんやだけど、バディウ愛好家としては、酒でも飲みながら、「んなわけねえだろ」とツッコミながらたのしむのが吉。

Toposes and Local Set Theories: An Introduction (Dover Books on Mathematics) J. L. Bell (Dover Publications, 2008)

トポスの入門書としては、ゴールドブラットによるいかついものがあるけど、圏論にある程度なじみがあるのであれば、こちらのほうが早道。「代数幾何と集合論と直観主義論理が出会う場所としてのトポス」というのは、やはり魅力的。

Qu'est-ce que la métaphysique? Frédéric Nef (Gallimard, 2004)

1000ページ超にわたって、過去から現在の形而上学を語り尽くす、愉快でしようがない本。もしかして、形而上学を概観するのにいまのところいちばんいい本かもしれない。