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今日はダニエル・ジョンストンのライヴに行ってきました。
場所は、街の中心部にある教会。はじめて行くところだったので、念のために家を早めに出て、開場の30分ほど前に教会に着くと、じつにまばらな人の集まり方で、内心「だいじょうぶかなあ」と思ったのですが、近くのファーストフード店でコーヒーとドーナツをいただき戻ってくると、けっこうな列が出来ていて、安心しました。
けっきょく、ちょっと押して開場し、開演は20時ほどから。さいしょは、地元(と言っても、州が同じだけで、ここからはけっこうある街)のフォークの人の演奏で、申し訳ないながらもしょうじき、「どれも同じ曲に聞こえるなあ。はやく終わんないかなあ」と思いながら聴いていました。
さて、そのフォークシンガーが終わりほどなくすると、いよいよわれらがダニエル・ジョンストンの登場。いったん、会場の横の扉から出てきたとたん、踵を返してまた扉の向こうに引っ込んでしまい、「あれれ?」と一抹の不安を覚えるも、たんに何か忘れ物をしただけらしく、すぐに再登場とあいなり、また一安心。
見てくれは、ある一時期からの相変わらずの肥満体ながら、髪型がちょっと「ロックミュージシャン」風にぼさっとした長めな感じになっていた。ただ、顔つきが、じゃっかん「病い」が進行しているような印象を与え、再度「ほんとうに平気なのかな?」と思ってしまう。
ライヴの構成は、ダニエル・ジョンストンのギター弾き語り→ゲストミュージシャン(さいしょに演奏した人を含む)をまじえて演奏→休憩→ダニエル・ジョンストンのピアノ弾き語り→ゲストミュージシャン(さいしょに演奏した人を含む)をまじえて演奏、といった具合で、とちゅう、「何かちょっと風邪気味みたいなんだけど……最後までできるだけがんばるよ」とまたしても不安を煽るようなことを言って、こちらをドキドキさせる(演奏中ほぼずっと、「痙攣」と言ってもいいような感じに手を震わせていたし)。
最終的に、体調不良を理由にとちゅうでステージを下りることもなく、アンコールも含め都合1時間半がんばりとおしてくれました。選曲も、それほど演奏することを期待していなかった初期の曲 ("Speeding Motorcycle", "Casper the Friendly Ghost", "Walking the Cow") をやったり、アンコールでおれの大好きな "True Love Will Find You in the End" をやったりと、ひじょうに満足できるもの。欲を言えば、大傑作アルバム 1990 からの曲をもっとやってほしかったけど……まあ、あまり贅沢も言ってられません。今現在、かなりげんみつな意味で「生きる伝説」と言いうる人を目の当たりにできたのだから、以て瞑すべしです。
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