買い本 [本]

昨日、帰国後はじめて紀伊国屋新宿本店に行って買った本。

層・圏・トポス 竹内外史 (日本評論社, 1978)

これは、かなり前から（それこそ、大学学部生ぐらいから）、明倫館で8,000円ぐらいで売られているのを指をくわえて見ていたのだけど、このたびめでたく復刊されたものをようやく落掌。竹内さんは、この本にかぎらず、気持ちが先立ってしまい、それがゆえに日本語がややぶっ壊れたところが散見せられるのだけど、それもまた味。

リーマン予想は解決するのか？ 黒川信重・小島寛之 (青土社, 2009)

これは刊行当初から気になっていた。黒川さんの文章は、数学セミナーで書かれた幾編かのものを読んだにとどまるのだけど、言っていることの詳細は理解できずとも、何だかたのしげな雰囲気だけはしっかり伝わってくるので、好きだった。

代数幾何入門講義 小林正典 (サイエンス社, 2008)

値段が手ごろなので何だかんだ「出たら買う」という感じになっているSGCライブラリの1冊。何度目かの正直で、代数幾何について、通り一遍を超えたイメジがつかめればな、と思う。

量子力学の考え方 根本香絵 (サイエンス社, 2009)

上述のとおり、SGCライブラリのものは出たら何であれ買ってしまうということに加え、おれは量子力学入門書愛好家でもあるので、即買い。この本は、ターゲットが「情報系の学部生」となっていることからも分かるとおり、量子情報を念頭において書かれている、のかな？

とうぜん、哲学書の棚やらも見たんだけど、ほとんど食指が動かなかった（数少ない例外は、伊勢田さんの倫理学本と、岩波の講座哲学の、イントロダクション巻とメタフィジ巻なのだけど、これらは古本屋で出てるかもな、ということで、買わなかった）。