はやしのブログ独文書3冊

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posted at 2024/04/24 06:16 by はやし

独文書3冊 [本]

以前から気になっていた独文書がそれなりに安く古本で出ていたので、確保。

GLU. Glossar zu Niklas Luhmanns Theorie sozialer Systeme.
Claudio Baraldi
(Suhrkamp Verlag Kg, 2008)

Luhmann-Lexikon. Eine Einfuehrung in das Gesamtwerk von Niklas Luhmann
Detlef Krause
(Utb Gmbh, 2005)

両者とも、見れば瞭然なとおり、ルーマン用語集。前者はとくにその社会システム理論の語彙に的を絞り（と言っても、「ルーマン≒社会システム理論」ではあるんだけど）、一項目それぞれにそれなりに紙幅を割いてルーマンシステム理論用語を解説。後者は、「語彙集」を謳ってはいるけれど、前半がルーマン理論の解説に当てられ、面妖にとっちらかったルーマンの全体像を図表をたくみに使いながらすっきりとまとめている（と思われる）。語彙集の部分も、かなり緊密にクロスレファレンスが張り巡らされ、語彙ごとにルーマンの著作へのリファもあるので、そうとう便利そう。いまならアマゾン日本でも在庫があるらしいので、気になる方はお早めに。

Kant fuer Kinder
Salomo Friedlaender
(Olms Georg Ag, 2008)

1924年に出た本の復刻版。「子どものための für Kinder」とあるものの、ななめ読みしたかぎりではとてもではないけど子どもに分かるようには思われない。それとも、これが刊行された当初の子どもたちには理解可能なしろものだったのだろうか？

posted at 2009/04/29 05:58 by はやし Trackback() Comment(2)

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あるサイトで発見しました。
ルーマン用語集の著者Detlef Krause氏が『モニカ・ルインスキーとちちくりあってはいない！』と題する著作を世に問うています。アラケンさんの専門分野（？）とも思われ、師匠の判断次第ではオンライン読書会で検討図書指定すべき最重要文献の一つになりうるかと思いとりあえず報告だけしておきます。

http://www.amazon.de/gp/product/3896705954/ref=s9_sims_gw_s0_p14_t1?pf_rd_m=A3JWKAKR8XB7XF&pf_rd_s=center-1&pf_rd_r=18YC920X9HBTE7DYFPZQ&pf_rd_t=101&pf_rd_p=463375193&pf_rd_i=301128

英司 2009/05/03(Sun)02:12:46 編集

おお、これはけっこうおもしろそうではないですか。内容も、「社会システム理論の実社会への応用」という、ルーマン自身がほんとうはすでにやっておかねばならなかったことをやってるみたいですし（ただ、レヴューを見ると、そうした目論みがつつがなく遂行されているか、と言うと、なかなかきびしいみたいですが）、それに、ひとつひとつの章が短いから飽きるまえに読み終えられそうだし、引越先から注文しようかな、と思います。

はやし 2009/05/04(Mon)13:17:18 編集

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