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 Let's Feel Bad Together
Adult.
(Ersatz Audio, 2009)

Death-Coもの。たいそう頭のわるそうな音で、好感が持てる。


 シノ
DATECOURSE PENTAGON ROYAL GARDEN ROVO
(Pヴァイン, 2001)

とりあえず、菊池成孔率いるデートコースペンタゴンロイヤルガーデンのほうだけ聴いた。菊池成孔はたしかによく音楽を聴いていると思うけど、「よい音楽」を作るのに必要な何かが決定的に欠けているように思う。別様に言えば、がしがし理詰めで攻めるにしては理が足らず、さりとて、感覚一本で行くには理が勝ちすぎている、そんな感じか。


 Colorloss Record
Belong
(St. Ives, 2008)

以前にも言及したことのあるビロングの、そうと言われなければカヴァー集と分からなさそうなシングル。前にも書いたけど、これはやられる人はかくじつにやられる。アマゾンのディジタルダウンロードで400円もしないぐらいで買えちゃうので、これはいっとくべきでしょう。


 Same Places (Slow Version) [12 inch Analog]
Belong
(Table of the Elements, 2008)

つづけて、ビロングのいまのところの最新作。金太郎飴っちゃあ金太郎飴だけど、やはりよい。上ではアマゾンにリンクを張ったけど、彼らのマイスペースから無料でダウンロードできます。


 The Key to the Kingdom
Stephan Mathieu
(Dekorder, 2009)

何か、身がまえて聴くまえに終わっちゃったので、とくに言うべきこともないんですけど、しいて言えば、「耳が痛くならない程度の高音系」というか。


 Visor
Visor
(Tomlab, 1997)

これはもう、個人的には世紀の名盤。葬式(というものをもしやるとすれば)でかけてもらってもいいくらい。これ聴いて「うお」って思って、一時トムラブコンプ目指してたなあ。


 Leg End
Henry Cow
(Rer, 1973)
 Unrest
Henry Cow
(Rer, 1974)

あんまり茫としたものばかり聴いていてもあれなので(って、そういうものを聴きつづけても、べつにぜんぜんかまわないんだけど)、とりたてたる理由はないけど、ヘンリーカウを。んでもって、iTunesで聴いていたら、さいしょ聴いていたLeg EndにつづけてUnrestもかかったので、けっきょく2枚フルで聴いた。それはそうと、いまアマゾンで調べて知ったんだけど、こんなすごいもの(あと、こんなのこんなのも)出る(出てる)のか。


 Soothing Sounds For Baby: Electronic Music By Raymond Scott, Vol. 1, 1 To 6 Months

(Basta, 1997)

いくら好きでもぶっつづけでヘンリーカウを聴いていると、さすがにちょっと疲れる。ゆえに、レイモンド・スコットの赤ちゃん音楽を。赤んぼが生まれたらこのシリーズをずーっとかけていようかと思います。


 Guitar in the 21st Century
VA
(Quiet Design, 2009)

それほどじっくり聴きこんだわけではありませんが、こういうギター(って、どういうの?)はやはりいいですね。ただ、「21世紀の」と称してはおりますが、こういうギター(って、だから何!)は20世紀の時分からあったような気も。


 Guitarrorists
VA
(No. 6 / Number Six, 1991)

上からの流れで、この「20世紀のギター」音楽集を。こちらの詳細を見て、「うわあ、豪華な面子だなあ!」と思うか、「だれ、この人たち?」と思うかで、ある種の「ビョーキ度」が判定できる、かもしれない。でも、まあ、ほとんど知らなくても、べつに気に病むことはありません。世の中、音楽以外にもたのしいことはいっぱいありますから。つうか、いまのいままで、Blast Firstからのリリースだと思ってた。


 Stepping Out of Line: The Anthology
The Au Pairs
(Castle, 2006)

ギャング・オヴ・フォーを髣髴させるところがある、ということを聞いたので、GoF大好きっ子のおれとしては聴かなきゃなるまい、と聴いた。で、たしかにGoFを髣髴とさせるところはあったのだけど、ざんねんながら「髣髴とさせる」という域を出ず、そういう面に期待をかけて聴いてしまうとちょっと物足りないかもしれないけど、総合的に「ポストパンクの佳作」と言えるのではなかろうかと。あと、B-52'sとかも思いおこさせられた。


 The B-52's
The B-52's
(Warner Bros., 1979)

というわけでB-52'sを。彼ら彼女らは、一聴ふざけているようにも聴こえることがあるかもしれないけど、その実、かなりシリアスな響きをも持っている。たとえば、"Rock Lobster"における間奏部の"Rock Lobster!"という絶叫の逼迫度は、ちょっとすごい。


 Merriweather Post Pavilion
Animal Collective
(Domino, 2009)

iTunesのライヴラリを眺めていたら目についた、というそれだけの理由でアニマル・コレクティヴ。このアルバムは、聴くたびに「うん、なかなかいいじゃん」と思いはするものの、何回聴いてもさっぱり印象が残らない。


 Let The Blind Lead Those Who Can See But Cannot Feel
Atlas Sound
(Kranky, 2008)

ほんと、何だってこの音盤にここまでやられてるのかわれながらいぶかしいけど、好きなもんはしようがない。


 Manic Expressive
Her Space Holiday
(Wichita, 2001)

「ほんと、何だってこの音盤にここまでやられてるのかわれながらいぶかしいけど、好きなもんはしようがない」第2弾。XOXO Panda路線はひとまず措いといて、このアルバムのころみたいなのをまた出してくんないかなあ。


 The Recommended Sampler 1982: 25th Anniversary Edition
Various Artists
(Rer, 2008)

本日(たぶん)最後の1枚。じつは、ヘンリーカウを聴いているときから、「そういや買ったっきり、ぜんぜん聴いていないなあ」と思っていたレコメンのコンピ。レコメンものはいずれも、軽妙洒脱でいてややこしい雰囲気を漂わせていて、そこがよい。

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