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Poppin' Toxic Lipstick (Dual Plover, 2008) |
素性がよう分からんので検索してみると「タトゥー?パ フィー??をジャンクしまくったかの様なアイドル」という評言に出くわしたトキシック・リップスティック。まあ、そうした評言も当たってるっちゃあ当たってるんですが、でも早い話、女版キングダム・スカムです。それか、ぐっと稚拙さとうすら寒い不気味さを増したチックス・オン・スピードというか。もっと噛み砕くと、イーリー・マテリアル(アメ版の殺害塩化ビニールみたいなもんですな)からリリースしてそうな。
そんな音。
Liaisons Dangereuses Liaisons Dangereuses (X-files, 1981) |
トキシック・リップスティックのrawな電子音を聴いていたら、リエゾン・ダンジュルーズが聴きたくなってきた。"Los Niños del Parque"は、ほんと稀代の名曲だと思う。葬式のときにかけてもらってもいいぐらい。
Earth vs. Shockabilly Shockabilly (Rough Trade, 1983) |
ふと、ほんとうにふと、ユージン・チャドボーン1、アラン・リクト、そしてクレイマーというある意味「最強」の面子によるバンド、ショッカビリーが聴きたくなったので、聴いた。ぶっ壊れそうでぶっ壊れきらないチャドボーンのギターが、何とも言えずいい。
Oceans of Delicate Rain Rye Wolves (Aurora Borealis, 2008) |
やっと新しめのもの。ワルシャワで「調子はずれのメタル」と評されてましたけど、ここは声を大にして言っときたい、ぜんぜんメタル要素はありません。いや、「ぜんぜん」ってのは言いすぎかもしれないけど、でも、そういう要素より、たとえばクリムゾンっぽさとか、あるいはスワンズっぽい響きがあることを強調したほうがいい、そんなぶっとい音塊。スラッジバンドにありがちなヴォーカル(デス声まではいかないけど、でも、声をつぶしてがなるやつね)が入っていて、それはそれでオッケーなんだけど、ヴォーカルにももうちょっとひねりがあったほうが、音盤全体として「傑作!」と言わさしむる域にいけたと思う。
1 ワルシャワの新譜情報で、ユージン・チャドボーンとケヴィン・ブレクダムのデュオ盤が紹介されていたんだけど、何とおどろくべきことに、この音盤の紹介文を書いた人はどうやらユージン・チャドボーンのことを知らないらしい。まあ誰しも知識に「抜け」というものはあるものだから、そう言下には批判できないのかもしれないけど、それにしたって「それでよく輸入レコ屋の音盤紹介文書いていられるよな」としょうじき思う。
チャドボーンは、そうですね、その全キャリアを通じて、あまりオーヴァーグラウンドに出てきている感じではないので、dropbeatさんと同様「しようがないかな」とも思えど、そうした「知られなさ」ゆえに、ちょっと口汚い苦言を呈してしまいました。ただ、やはり、やってる音楽のおもしろさという点から言えば、ブレクダムに負けず劣らず世に知られてもいいと思うので、そういう意味でもワルシャワさんにはちゃんとした紹介をして欲しいものだ、と思います。ちなみに、くだんの合作はまだ聴けていないので、いずれ聴いてレヴュー(ってほどのものではないですが)したいと思います。
シミー関連の音盤は、佐々木(敦)さんにかどわかされて、ぼくも昔日「だまされた」ってぐらい聴きましたねえ。だから、時代がやや下って、いわゆる「ローファイ」とかカテゴライズされる音が出てきたときに、「こんなんぜんぜんローファイじゃないじゃん」と思ったものです。ともあれ、シミーものは日本の住処にけっこうおいてあるので、帰国時に「一気聴き」できればなあ、と思っています。
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