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年の暮れだからといってそれにかこつけて本なり音楽なりのベストを挙げたりするのはあまり好きではないのだけど(だって、そういう「ベスト」を挙げるのに、年区切りである必然性はまったくないじゃないですか1)、時間がないことと、Logic Mattersで「今年出版された本から」みたいなエントリが上げられてこともあり、そこからネタをいただいて、お手軽なエントリを1本ものす。


では、まずはLogic Mattersの主宰者ピーター・スミスさんのチョイスから。

 Beyond the Hoax: Science, Philosophy and Culture
Alan Sokal
(Oxford Univ Pr (Txt), 2008)
 Mathematics, Models, and Modality: Selected Philosophical Essays
John P. Burgess
(Cambridge Univ Pr (Sd), 2008)
 An Introduction to Non-Classical Logic: From If to Is (Cambridge Introductions to Philosophy)
Graham Priest
(Cambridge University Press, 2008)
 Saving Truth From Paradox
Hartry Field
(Oxford Univ Pr (Txt), 2008)

上で挙げたLogic Mattersのエントリを読んでもらえれば分かるとおり、いずれも「挙げてはみたけれど……」という感じで、たしかに、最初のみっつは「新作!」と言うにはちょっと憚られるところがあるし、最後のハートリー・フィールドのものはまだ読んでない(けど、よさそうだ)との由。フィールドのやつは、たしかにおもしろそうだけど、この手のやつは今年はけっこう読んだので2、個人的にはパス。


つぎに、コメント欄に寄せられたリチャード・ザック@カルガリ大学のチョイス。

 New Essays on Tarski and Philosophy

(Oxford Univ Pr (Txt), 2008)
 The Philosophy of Mathematical Practice

(Oxford Univ Pr (Txt), 2008)
 Carnap and Twentieth-Century Thought: Explication and Enlightenment
A. W. Carus
(Cambridge Univ Pr (Sd), 2008)
 Truth in Virtue of Meaning
Gillian Russell
(Oxford Univ Pr (Txt), 2008)

ああ、これはいずれも読んでないけど、読んどかないとまずそうなものだ。でも全部注文すると、300ドル超というところがつらい3。ただ、タルスキとカルナップのやつは、ざっとでも目を通しておかねば。


あとは、やはりコメント欄に寄せられた、大括りに言って認知科学関係のものと計算論のもの。

 The Probabilistic Mind: Prospects for Bayesian Cognitive Science

(Oxford University Press, USA, 2008)
 Human Reasoning and Cognitive Science (Bradford Books)
Keith Stenning
(Mit Pr, 2008)
 Computational Complexity: A Conceptual Perspective
Oded Goldreich
(Cambridge University Press, 2008)

『人間の推論』は、やはり今年出た同趣旨のReasoning(直球なタイトルだなあ)というやつをどうしても思いおこさせるけど4、後者がアンソロジー形式で拾い読みに向いているのに対して、前者は単一著者(じっさいはふたり、ですけど)によって書かれていることもあって、通読には適している、かも。

ベイズものは、けっこう昔から興味があり、いろいろな本を買ってはつまみ食いをしているのだけど、いまひとつ定まった知見が得られていないので、機会があったらここで挙げられているものも読んでみたい。

計算論ものは、まあそれなりにたくさんもってるので、これはパス。


1 ただ、真相は、「今年出た(あるいは、読んだ)本なんだかどうだか、そんなん覚えてないよ」というところにあるかもしれない。

2 そのなかでは、Graham PriestのDoubt Truth to be a Liarが、著者の旗幟が鮮明でありながら、教科書的にも使えそうなぐらいバランスよく書けており、薦められる。

3 そうでなくとも今月は、すでにウン百ドルほど書籍に注ぎ込んでしまってるのだ。おそろしい。

4 じつは刊行当初に、1072ページというヴォリュームにやられて買ってある。

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まだ途中ですが、Hartry Field はめっちゃ面白いっすよ。
ytb 2008/12/13(Sat)16:30:14 編集
そんな! やっとの思いで「鎮魂」(どうにか買わなくて=読まなくて済むように、自分を納得させる)したんですから、寝た子を起こすようなことは言わないでください!

……って、そんな高い本でもないんで、注文しちゃいました。ytbさんもプリーストのやつを、ぜひ(エントリ本文では「けっこう中立的」みたいな書き方してますけど、じっさいには偏向しまくっており、そこがまたおもしろいと思います)。
はやし 2008/12/13(Sat)20:40:57 編集
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