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またしてもaurelianoさんがらみのことで、しょうじき自分でもうんざりしちゃうのですが(だって、どのエントリを見ても、まるで大量のダニに寄生されてしまった布団のように、無尽蔵にほこりが出てくるんですもの)、書こうと思ったことはその場で書いておいたほうがいいと思ったこともあり、また、以下に述べることはただ専一にaurelianoさんにのみ関わることでもないので、書いときます。

それは、たしか「『英語に圧倒的に一人勝ちする7つの言い回し』というエントリタイトルの日本語は、おかしい」という指摘に対して、「いや、あのタイトルは元ネタがあって、それのパロディなわけだから、そうしたパロディに対してあれやこれや言われても」という返答をしたエントリでのこと。そこで、そうした「通じなさ」に関して「コミュニケーションの限界」ということが言われるのだが、これは、上記返答がまったく返答としての体をなしていないことを考えあわせると(この返答がまったく返答としての体をなしていないことについては、このエントリの註を参照)、言い訳のようにしか響かない。

こうした、あるやりとりにおける自分の至らなさを、「コミュニケーション」という言葉をスケープゴートにして棚上げする人は、ひとりaurelianoさんにかぎらず、けっこうよく見かける。つまり、何かあることがらが通じなくても、それは自分のせいではさらさらなく、自分とは無関係に(でもなぜだかやりとりのもう一方側とは密接に関係しながら)存在する「コミュニケーション」というものに内在的な「限界」のせいである、というわけだ。だが、何かあるやりとりに齟齬が生じた場合、まずもって目を向けるべきは、「コミュニケーション」なんぞという茫洋としたものにではなく、自分の表現力および読解力なのではないか?

おれは、何かあるやりとりが紛糾したときに「コミュニケーションが」と言いだす人を、あまり信用していない。

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