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予告どおり、それなりにひさかたの聴音日記。


 Vivian Girls
The Vivian Girls
(In The Red, 2008)

自分がもしバンドをやるとしたら、バンド名はVivian Girlsとでもしようと夢想していたので(元ネタは、もちろんこの人)、ちょっとくやしい。音は、「がしゃがしゃしたバブルガムポップ」という感じで、わるくはないのだけど、激賞するには300歩ほど何かが足りない。


 Älä Kysy Kuolleilta, He Sanoivat
Eleanoora Rosenholm
(Fonal, 2008)

フォナルものとしてはかなり聴きやすい部類に入るとおもうのだけど、そこがぎゃくに「フォナルの音」を知っているものにとって(あるいは、フォナルというレーベルに勝手な印象をいだいているものにとって)食い足りない部分ともなってしまっている。


 Basis
Steinbrüchel
(Room40, 2007)

これは、かなりいい。一言で言えば「グリッチーなアンビエントもの」ということになるかと思うのだけど、こういう音はやはり心地よい。


 Despite the Water Supply [7 inch Analog]
Jim O'Rourke
(Touch, 2008)

いいかわるいかで言えば、かくじつにいいのだけど、7インチEPということで収録時間もみじかく、じっくり浸るまえに終わっちゃうので、そう無理をして手に入れるアイテムでもないのではなかろうかと(おれはコレクターなので、とうぜん買いだけど)。


 Oh, the Places We'll Go
Lake
(K, 2008)

悪くはないんだけど、しょうじきちょっと退屈だった。


 This Culture Of Background Noise
Because of Ghosts
(Feral Media, 2008)

湿り気をおびたポストロック。ジャケ買い。ぜんぱんにおれは「湿り気をおびた音」を好むけど、「湿り気+ポストロック」という合わせ技はあんま好きじゃないんだな、とこれを聴いていて思った。ポストロックは、トータスとかバトルズとか、ちょっと人を食った感じのするようなもののほうが、おもしろい。


 Eero Johannes
Eero Johannes
(Planet Mu, 2008)

ジャケからして「ぽさ」炸裂なスカンジナヴィアトロニカ(と言っても、音として全般的な傾向があるとは思わないけど)のプラミューからのデビュー作。可もなく不可もない。


 Sometimes They Drop By
The Raveonettes
(Vice Records, 2008, 2008)

いつもながらのレイヴォネッツ節炸裂。前までの音が好きなら、この盤もかならずや気に入ることでしょう。まあ、それは、裏を返せばまったく何のひねりも進歩もない、ということなんですが。


 Split
Grouper & Inca Ore
(Acuarela, 2008)

このまえ単独アルバムもリリースしているGrouperことリズ嬢と、こちらはまったく知らなかった、エヴァさんという人がやっているInca Oreのスプリット盤。どちらの音源も、まるで地の底で何か陰密な儀式をしているかのような音。言うまでもないですが、こういう音はきらいじゃないです。


 Shots at Infinity, Vol. 1
Tom Carter
(Important, 2008)

一言で言えば、ギター主体のクラウトっぽい音。と、これだけ書くと、おれがいかにも好きそうな感じではあるのだけど、聴いていて何か決定的なものが足りていないように思った。もちろん、わるくはないんだけど、そうそう繰り返して聴くかというと、「うーん」となってしまう。


 Zomes
Zomes
(Holy Mountain, 2008)

これは、各方面でのレヴューにだまされていて、「がしゃがしゃしつつポップで、じゃっかんアヴァンな風味がかくし味程度に入っている、そういうやつでしょ」とたかをくくっていたのだけど、聴いてびっくり、さいきんのリリースラッシュがたのもしいStudents of Decayの音盤に聴かれるような「ぼろぼろに錆付いた音」ではないですか! いやあ、こういうのがあるから、音盤を買いつづけなきゃいけないんだよな。


 Soul of the Rainbow and the Harmony of Light
Growing
(Kranky, 2004)

おれがグロウイングを聴いたのはこの盤がさいしょだったので、いきおいそういうイメージでしか接していなかったのだけど、このあいだ紹介したドゥローンの記事にこれがリコメンされてて、半信半疑ながら買い求め聴いたのだけど、これがめちゃくちゃいい! これに比べればいまのグロウイングの音は、「おもしろいな」とは思えどすなおには「いい」とはしょうじき思えない。

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