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Philosophy of Arithmetic: Psycological and Logical Investigations Edmund Husserl (Kluwer Academic Pub, 2003) |
図書館にHusserlianaがあるので、それを参照すればいいし、むしろ「するべき」なのだけど、ある程度time-sensitiveな環境下で参照するには、やはり英訳のほうがありがたい、ということで、購入。この著作は、フッサールの「哲学者」としてのキャリアのなかではそれなりの初期作に位置づけられうるものだけど、ここで問われる「数とは何か?」という問いが、フッサールのその後の「全哲学」を覆う問いに展開していくことを考えると、せまく「数学の哲学」という領域においてだけではなく重要であることは言うまでもない。
Écrits: The First Complete Edition in English Jacques Lacan (W W Norton & Co Inc, 2007) |
この完全英訳版が出たときまだ日本にいたので、たしか紀伊国屋新宿南店で立ち読みした覚えがある。と、そんなことはどうでもいいが、ラカンは、もう「時効」だと思うから(だが、何の?)言ってしまうが、おれの学部卒論で扱ったその人であり(そして、ラカンを卒論テーマに選んだ理由は、その名を出さずに何度か言及したことがあるが、「めっぽうむずかしい」と言われている/言われていたこと、ただその一点であった)、とうぜんこのÉcrits(および、各セミネール)も原著で読んでいるわけだが、その「言うところ」の胡散臭さには辟易としつつも(だから、けっきょくその卒論は、ラカンの「言うところ」を正面から扱うものと言うより、"Lacan, le surréaliste"といった風合いの「斜から」のアプローチのものとなった)、その文才、もしくは、今村仁司謂うところの「フランス語の魔力」にかどわかされていた面も否定できない。だから、いまいちどその著作をより「客観的」に評価するために、英訳で読んでみるのもわるくない、と思った次第。
Code: Version 2.0 Lawrence Lessig (Basic Books, 2006) |
このエントリで「データベース上は蔵書ありなのに、所定の位置に配架されておらず借りられなかった」とぼやいたレッシグのCode Ver. 2.0だが、けっきょく買った。この「第2版」についても翻訳がすでに存在し、あまつさえ原文はCCライセンスで公開されているのだが、じっくり読むにはやはり「印刷物」の形態にしくはなし。
Too Late to Die Young: Nearly True Tales from a Life Harriet Mcbryde Johnson (Picador USA, 2006) |
このあいだ死んだ、「障碍者運動」の活動家であるハリエット・マクブライド・ジョンソンのこの書が、先日となり町に行ったおり、そこの古本屋で安く出ていたのですかさず確保。彼女とピーター・シンガーのあいだで繰りひろげられていた「論戦」について、彼女の死の報にふれたときに書こうと思ったのだが、いまだに果たせずにいる。
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