寝ても寝ても眠い [魂の叫び]

基本的にいちにち10時間ぐらいは眠りたい、と思う。だが、公私にわたる「あれをやらなきゃこれもやりたい」ということどもをこなしていると、とてもそうは問屋が卸さない。ゆえに、本人のねがいとは裏腹に、それほど「たっぷり寝た！」という感慨が得られぬまま床を離れ、ゆえに、常時ぼんやりとした眠気がまとわりついている。

もっとも、それで何とかやれているのだし、何より、そういうふうに好きこのんでしているのは他でもない自分なのだから、取りたてて文句を垂れるべきものでもないのだけど、でも、やはり、あまり寝ないでもすっきり目が覚め（おれは、ひじょうに、寝つきも、そして寝起きもわるい）、起きているときも（日中、とはけっして言わない）ばっちり覚醒！というのが望ましいのだが、でも、とかさねて言えば、短眠を誇る人（俗に言う、ショートスリーパー）にかぎってそれほど生産性が高いようには見えず、ぎゃくに「いや、よゆうでいちにち10時間寝てますよ」という人のほうがむしろばりばりだったりすることが多いようにも思えるので、「ま、これでもいいか」と、つじつまがあっているのかあっていないのか定かならぬ感慨を胸に、今日もぼんやりとした眠気につつまれながらやっていくことにする。