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  • Adele Berlin et al. (eds.), The Jewish Study Bible, Oxford
    オックスフォードの註釈聖書ゾンダーヴァンの考古学聖書につづく3冊目の註釈聖書。今回は、その名前からも分かるとおり、ユダヤ教の観点からの註釈聖書で、ゆえに、ヘブライ聖書(日本で俗に「旧約聖書」と呼ばれているもの)だけ収められている。ヘブライ聖書だけなのにページ数的にはオックスフォード註釈聖書とそれほど変わらないのだから、註釈濃度の濃さも伺われようというもの(とはいえ、民数記をちろっと比べ読んだところ、オックスフォードのやつのほうが、こちらが「知りたいな」と思うところをピンポイントで突いてくるようなところがあって、いちがいにどちらがいいのわるいのということは言えない)。つうか、何でおれはこんなに註釈聖書を集めておるのだ?

  • Nigel Warburton (ed.), Freedom: An Introduction with Readings, Routledge
    論文書きに追われるであろうのであんま時間はなさそうとはいえ、それでも「夏休み」であるので、そうした機会を活かして、「有名なんだけど、じつはちゃんと読んだことがない」というものを読もうかな、と思い、そうしたものの候補にバーリンの『自由論』あったんだけど、でも、やっぱり読み通すのはキツそうだなあ、ということで、代わりにこのお手軽なアンソロジーを読むことにした。内容は、もちろん哲学的自由論のあれこれのまとめと、そしてそれに関連する書きもの(前述のバーリンは言うにおよばず、ドゥウォーキンとかハートとか)、という構成になっているんだけど、プレゼンテーションの仕方が、「自由論を題材にする哲学入門」といったふうにもなっており、そういう意味でもお役立ち。

  • Michael Dummett, Thought and Reality, Oxford
    こちらで紹介したGrammar & Style といっしょに注文したのになぜだか今日遅れて届いた、ダメットの「思考、言語、そして現実」をめぐる書。1996年に行なわれた講演原稿と、それを補う補稿からなっており、補稿の部分はともかく、講演原稿はとっても読みやすそう。難点は、ページ数のわりに高い、ということか。
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