忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

まず借り本。

  • Morris W. Hirsch, Differential Topology, Springer
    微分位相幾何の標準的教科書。勉学のあいまの息抜きに。

  • Charles S. Chihara, Constructibility and Mathematical Existence, Oxford
    第1部第1章においてチハラは、ゲーデルのプラトニズムをクワインのそれと並べて論じ、そして、ゲーデルのプラトニズムは「数学的直観 mathematical intuition」という「神秘的能力 mysterious faculty」に基づいたものであると断じる。しかしながら、ゲーデル著作集の刊行により、ゲーデルのプラトニズムはそれほどたんじゅんなものではないことが分かってきた(ちなみに、「著作集刊行以後」のゲーデルのプラトニズムに関するサーヴェイとしては、『ゲーデルと20世紀の論理学 第3巻』所収の戸田山和久「ゲーデルのプラトニズムと数学的直観」がすすめられる)。とはいえ、数学的プラトニズムを語るには、避けては通れない本ではないかと。

  • Imre Lakatos, Problems in the Philosophy of Mathematics, North-Holland
    1965年ロンドンで開かれた科学哲学国際コロキアム「数学の哲学における諸問題」分科の記録(というか、それに際してサブミットされた論文と、それら論文に対する質疑応答の記録)。論文執筆者はアルパッド・サボー、アブラハム・ロビンソン、ポール・ベルナイス、スティーヴン・ケルナー、ゲオルク・クライゼルといった、まさに目もくらむような面々。ロビンソン「解析学の形而上学」とケルナーの「ゲーデル以後の数学の哲学の適切さについて」あたりが気になる。



つぎ買い本。

  • Mark Davidson, Right, Wrong, and Risky, W W Norton
    英文を書くに際して、「ほんとうにこれでよいのだろうか?」という迷いが生じたとき、いままではおもにPractical English Usage を参照していたのだけど、できれば類書が複数冊あるといいなと思っていたので、これを購入。Practical English Usage に比べるとひとつひとつのエントリが短く、ちょっとした疑問とかの場合は、こちらのほうが便利そう。
PR
この記事にコメントする
お名前
メールアドレス
URL
コメント
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
最新トラックバック
メール
ブログ作成者(はやし)に直接訴えたいことがある、という場合は、下のアドレスにメールをどうぞ。

thayashi#ucalgary.ca
(#を@に置換してください)

ブログ内検索
Google
WWW を検索 このブログ内を検索

はやしのブログ内で紹介された
 書籍の検索はこちら
 音盤の検索はこちら
ランダムおすすめ
(忍者ブログに引越してから、うまくうごかなくなってしまいました。いつか、直します)
Randombook
このブログで紹介したことのある本をランダム表示。
Randomusic
このブログで紹介したことのある音をランダム表示。
自分がらみのリンク
はやしのブログ書籍一覧
このブログで言及された書籍の一覧。
はやしのブログ音盤一覧
このブログで言及された音盤の一覧。
最近のおすすめ本
最近のおすすめ音

Copyright © [ はやしのブログ ]
No right reserved except those which belong to someone else.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]