買い本 [本]

借りている本に他の人からリクエストが入ったのでこれからそれを図書館に返しに行かねばならず、あまり時間がないのでごく淡白に。あとで気が向けば、何かしら書き足すやもしれません。

• Ernst Cassirer, Rousseau, Kant and Goethe, Princeton
  カントペーパーのための資料として、このあいだ初めて行った地元の古本屋（今回は糞はしませんでした）で購入。もともとのプロポーザルどおりに書くのであれば、「カントと〜」に関してはこれに加えて、これに入っている「カントとサド」にも目を通そうと思っていたのですが、テーマをせばめることになったので残念ながら（と、とりあえず言っておきましょう）今回は見送り。で、カッシーラーのこの「カントと〜」本は、『カントの生活と思想』もそうですが、カントを少しでもちゃんとやろうというひとには必須なのではなかろうかと。書きぶりもいつもながらにクリアですし、そういう意味でもすすめられます。
  
  
• R. Poli and P Simons (eds.), Formal Ontology, Springer (Kluwer)
  前から「欲しいな、必要だな、でも高いな」と思っていたものがけっこう安売りされていたので（とはいえ、いわゆる「普通一般の人」の1冊あたりの書籍購入費用水準をヨユーで超えるお値段）、これさいわいと買ってしまいました。形式存在論は、じつは専門領域ということもあり（そうだったんですよじつは）、ほかにもこれとかこれとかこれとかも、図書館から借りるとかではなく、持っていなければならないところなのですが、いずれもすっとこどっこいな値段なので、いつも購入を先送りしてしまっています（が、そろそろ潮時か？）。
  
  
• Arthur Pontynen, For the Love of Beauty, Transaction
  著者も出版社も聞いたことがない、何か得体の知れない本ですが、目次を見るとなかなかにおもしろそう（「美術史とモダン／ポストモダンの文化的記憶喪失」やら「ユダヤ・キリスト教的伝統: 美学と美の和解」やら……）、かつペーパー書きに役立ちそうだったので、購入。とりあえず、ペーパーに関連のありそうな箇所を飛ばし読み、です。