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きのうは、いきおいづけのために、このあいだに引きつづき、ハードコア、というか、もうちと毒性のつよめのものを聴いておりました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000FS2WB2/hayashinoblog-22/ref=nosim Blessphemy
An Albatross
(Gold Standard, 2006)

思いかえせば、はじまりはそれほど素っ頓狂なものではなかった。このAn Albatrossは、バンドロゴをいかにも「それ風」に描いていたり、ジャケットの放つ何やらややこしそうな雰囲気とはうらはらに、音自体はいたってまとも。彼らはときに「ケイオティック・ハードコア」と呼ばれることもあるが、根っこの部分ではかなりしっかりしており、「ケイオティック」どころのさわぎではない。さあ、すこしずつ道を踏みはずしていこう。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000SO7OJI/hayashinoblog-22/ref=nosim R. Bolax
Horse the Band
(Pluto, 2003)

このバンドは、どこかでたしか「ニンテンドーコア」とか呼ばれていたはずだ。しかしてその実態は、「ニンテンドー」という以上にびみょうなシンセが大々的にフィーチャーされたキレイめのハードコア(ややメタルより)、といった感じ。ちょっと、おれが考えていたのとはちがった意味で「道を踏みはずして」しまったようだ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000005849/hayashinoblog-22/ref=nosim Top 40 Hits
AxCx
(Earcahe, 1995)

というわけで、意図的に「踏みはずし」(……Faux Pas!)の方向で、おなじみのAxCxを。とはいえ、ひさかたに聴いてみると、たしかに音の肌ざわりは上記の人たちに比ぶればかくだんにアングラな感じだけど、それでもひじょうに聴きやすい。さいしょは、AxCxのものでも新しめのものだからかな、と思い、旧いもの(アマゾンでは該当なし)も引っぱり出してきて聴き比べもしてみたのだが、何だかんだ基本的にサーヴィス精神満点の音づくりがなされている。あんがい、この手の音楽への導きとしても有効かも。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00004U0SE/hayashinoblog-22/ref=nosim In the Sign of Evil/Obsessed by Cruelty
Sodom
(SPV U.S., 1998)

どこかで、ソドムのこのアルバムを「プレ・ブラックメタル」と評しているのを見かけたことがあるが、たしかに、このアルバムの音の隙間からこぼれてくる何とも言いがたい不穏さは、ブラックメタルのそれに通ずるものがある。とくに、ヴォーカライゼーションの、ハイトーンでもなく、かといってデス声でもないその感じは、「まんま」と言ってもいい。というか、アマゾンレヴュワー氏も言っているように、演奏の下手さ加減がおもにそう思わせるのかも。下手な演奏万歳!

http://www.amazon.com/dp/B000Q4C5BC/ Erotic Diarrhea Fantasy
Torsof**k
(Goregiastic)

上のソドムは、内に秘められた「アングラ魂」からすればAxCxと撰ぶところはないとも言えるが、それでも、やや一歩後退かな、という疑いが濃厚である。というわけで、ここで一気に加速度をあげて、現在の音楽シーンで、ある意味たがいに極北を競い合っているようなグラインドゴアシーンから、マシーンブラスト大爆発のトルソー(自主規制)を。彼らの場合、音自体はかっちりとしていてけっこうまともなんだけど、その分ジャケやら曲間に挿入されたSEやらがヒドい。たとえば、このアルバムの場合、ジャケは上のちっさい画像で見るとどことなくスタイリッシュな感じさえ覚えるのだけど(とはいえ、そのままではちょっとあれかもしれない、という判断のもと、こっちで色抜き修正してあります)、アルバムタイトルと考えあわせると「まさか……」というそのまさかな鬼畜っぷり(ただ、鬼畜度に関して言えば、彼らがLymphatic Phlegmと出したスプリット盤のジャケにはどうしたって負ける。念のために言っておくと、たんなる興味本位で、キーワード「torsof**k lymphatic phlegm」で画像検索をかけるのはよしたほうがいい)。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000W0875S/hayashinoblog-22/ref=nosim Lust Lust Lust
The Raveonettes
(Fierce Panda, 2007)

上記トルソー(自主規制)流れで、いろいろその手のものを聴いたのだけど、いずれもアマゾンでは扱いがなかったり、ジャケなどとても載せられないようなものばかりなので、そういうのはすっ飛ばして、「こんなもんばかり聴いていたらアカン!」という判断から舵を取りなおすために聴いたレイヴォネッツの新作を。相変わらず反則なぐらいJ&MCフリーク炸裂な音で、ここまでやれば立派だ、と思えるほど。とくに1曲目の、ポップミュージックに挿入するにはギリギリな感じのノイズパートなど、なかなかに清冽な印象を残してくれる。

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