人の記事にかこつけ聴音日記 [音]

プレゼンと試験も（とりあえず）終わり、やや一息つけているので、シータさんのこの記事にかこつけて、聴音日記。

Love is Simple Acron/Family (Young God)

さいしょに聴いたときは、前作までにくらべてもあまりにメジャー感がただよっているし、2曲目のお囃子みたいなのにも引いちゃったりしたんだけど、でも、聴けば聴くほどに味が出てくるアルバムで、わるくないです。ただ、Acron/Familyをはじめて聴くという場合は、旧作からにしたほうがいいかもしれません。

Katapult Circle (No Quarter)

1作ごとに作風を変えてくるCircleの最新作（かな？　最近リリースが多すぎて、よく分からん）。今作はミョーにポップな風味をただよわせるメタリックな感じで攻めてきました！　ただCircleも、これ1作というのではなく、旧作も聴いてほしい（いまのところのベストはMiijard ではないかと）。

Sonata Mix Dwarf Cosmos Susanna (Rune Grammofon)

Susanna and the Magical Orchestraのスザンナのソロ作、だけど、グループ作とおどろくほど違いがない。そこがまたいい。個人的に、さいしょに聴くのはグループ作のカヴァー集から、をおすすめします。関係ないですけど、このアルバムを出しているノルウェーのRune Grammofon（アマゾン、表記をまちがっているぞ！）のディスコグラフィーを見てたんですが、けっこう聴いたことがあるものがたくさんあって、自分のおたくっぽさに辟易です。

Ayres Helios (Type Recordings)

これはいい！　じつにいい！　ヘリオスは旧作はぜんぶ聴いてますけど（ってあらためて言うほどリリース自体がないですが）、いままでいちばんいいです。それまでインスト主体でやっていた人がヴォーカルをフィーチャーしはじめると、たいていの場合「うーん」となってしまうんですが、この人の場合インスト時代のころよりかくだんによくなっています。Her Space Holiday（ちなみに、マークビアンキの新プロジェクトが聴きたくてたまらないのですが、まだ流通に乗ってないんですかね？）に通ずる、寂寞感をただよわせた密室エレポップ。

Noise in You David Garland (Family Vineyard)

これは、サフジェンがらみってことで聴いたんですが、もっとどっちかに転んだほうが、つまり、もっとポップにするか、もうすこし近よりがたい雰囲気にするかのほうがおもしろい、と思いました。

あとはめんどいんで、ぞぞぞっと列挙すると、メルツバウの新しめのやつ（あわせてジムとかといっしょにやったやつも聴きましたですけど、こちらはいまいち、でしたね）とかプルリエントシックネスのスプリット（ノイズの人たちはリリースが多すぎてなにがなんだかよく分からない）とか「あの」エンビルルグガル（前評にかどわかされて、あんま大したことないなあ、と思ってしまいました。これだったらウォルドのほうがすごい）とか一部で評判のピアナたん（そんなにツジコノリコ好きですか？と、本人としてはそれがいちばん言われたくないであろうことしか感じないアルバム）とか来日公演に行けないうらみをはらすべくエレクトリックウィザードをけっこうでかい音で聴いたりだとかサゴルオックスウィングをエンドレスでかけながら昼寝したりだとか、まあそんな感じです。