またまた借り本 [本]

いや、だって、来年の1月まで借りっぱなしでよくて、そのうえ300冊までOKっつったら、そら借りちゃうでしょ！（とはいえ、授業で読まなならんもんが、この前の「もしかするとそんなキツくないかも」という甘い予断とはうらはらに、それなりにキツかったりするんで、いきおいそれほど借りなかったりもするんだけど）

• Jon Barwise, Handbook of Mathematical Logic , Elsevier
  これは、日本から持ってこようかどうしようか、さんざん迷ったあげく置いてきたんだけど、やはり「お守り」として手元に置いておきたい、ということで。「お守り」というのは言い過ぎにしても、じっくり読むのではなく、てきとうに任意のページをぱらぱらめくって読むだけでも、そのつど色んな発見があってたのしいです。一家に一冊、ですね。
  
  
• Calixto Badesa, The Birth of Model Theory , Princeton
  これは刊行当初から気になっており、つねづね「ペーパー版が出たら買おう」と思っていたんだけど、いっこうにそれは出る気配がなく、いまのいままで読まずにすませていたものを、あらためて図書館で見かけ、最初の数ページをちょろちょろ読んだら、やっぱおもろいやん！つことで、借り。
  
  
• Raph Koster, A Theory of Fun , Paraglyph
  「ゲーム・デザイナーのための」という副題が付いてるけど、そういうことには頓着せず、「おもしろさ」とは何か、ということを考えるうえで、いい刺戟をあたえてくれる。邦訳あり、だが、あまりよくないらし。版型もふつうになっちゃってるし（原本は「絵本」版型）。
  
  
• Vincent Descombes, Le Même et L'Autre , Minuit
  これは、もちろん日本の住処にあるんですが、手元に置いておくと何かと重宝、というか、じっさい勉強になる本なので。 邦訳あり。
  
  
• Max Black, A Companion to Wittgenstein's Tractatus , Cornell Univ.
  今日の「分析哲学史」の授業でトラクタートゥスについてふれられた、ので。こんどペーパー版が出るらしいので、ちゃんと手元に持っとこうかな。
  
  
• Marie-Laure Ryan, Possible Worlds, Artificial Intelligence, and Narrative Theory , Indiana Univ
  ナラトロジーの最新型、つうにはいささか刊行年が古いですが（1991年刊）、それでも、いまだに日本の講壇でおもに講ぜられているそれよりは一歩も二歩も先を行っているのではないかと。邦訳あり。