G9.2tt、とりあえずの使用感 [音]

先日大爆発させていた物欲を沈静化させました。まだまだ全然いじりこみは足りてませんが、とりあえずさわってみた感想なぞを。

最初、この機材のリサーチをする過程で「マニュアルを読まなきゃ使えない」という意見をひとつならず見かけていたので、「ちょっとめんどくさいな」と思っていたのだけど、それはまったくの杞憂で、機材を箱から取りだしACにつなぎ電源を入れた時点で音が出るのはまあ当たり前としても、そこからのエディットやら何やらもめちゃめちゃ簡単でした（みんな、どんだけ機械に弱いですか？）。操作性は、もちろん改良の余地ありな点はありますが（たとえば、パラメータの値を確認するのに、ちょっと無駄な手間が要る）、けっこういいんじゃないでしょうか。ほとんどつまみをいじるだけで直感的に操作ができ、エフェクタのパラメータなんかも、マニュアルなぞ参照せずとも楽勝です。垂直方向のみならず、何と水平方向にまで動かせる「Zペダル」に関しては、これから探求、という感じ。

音質については、正直それほど期待はしていなかったんですが、じゅうぶん及第点に乗っかってます。歪みの質もよろしい。とくに、音の出入りに2本付いている真空管の威力ってのは端倪すべからざるものがあって、これら真空管の設定値をいじることで、かなり音色が変わります。あと、キャビネットシミュレータも、何だか評判がよろしくないようですが、「キャビネットシミュレータ」という「模倣装置」という捉え方ではなく、フィルタとして考えれば、むしろ積極的に音作りに使えるものとして評価できるのではないかと。

あと、見た目、に関してですが、これはネット上で見ることができる写真とは比べものにならないぐらいかっこいいです。黒いボディにメタリックシルバーのスイッチやノブが映えてます。つうか、つまみがたくさんあって、よい。

そんなわけで、これからまだまだ楽しめそうです。