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以前アナウンスしたエスプレンドルゲオメトリコのライヴに行ってきた。

このライヴは、EGのほか、それ系(って、どれ系?)のアーティストが全部で4つ出るという、なかなかに豪華というか、得難いライヴで、前売り券を買い損ねたので果たして当日券が買えるかどうかと、ちょっとヒヤヒヤもので会場のリキッドールームに着いたのだが……開場時間までまもなくってのにほとんど人がいないじゃねえか!

「こんな客入りでだいじょうぶかなあ」と人ごとながら心配になりつつ、物販を冷やかしたり、色んな意味で余裕がありそうだったのでドトールにコーヒーを飲みに行ったりして開演時間まで時間をつぶす。

開演時間が迫ってきたので会場に戻ると、まあまあかな、という入り。そうこうするうち、「コンバンワ」という気さくな挨拶とともにCoHの演奏が始まった。



CoH
CoHは、Raster-NotonやMegoといった、いかにも「それ系」なレーベルから主にリリースをしているロシアのアーティストで、おれが持っているかぎりのCDでは、それほどビートが効いた感じではなく、言ってみればアブストラクトな印象だったのだけど、今日はライヴ仕様だったのか、ズンズンした低音とビートの効いたダンサンブルなものだった。「これぞグリッチ!」というようなビキビキした音をでかい音で聴くと、やはり気持ちいい。後半なぞ、ノリノリな池田亮司という趣だった。



Peter Christopherson
2番手は、Throbbing Gristle、そしてCoilなど、そっち系の大御所バンドのメンバーであったピータークリストファーソン。

今日の音はTGというよりは、どちらかと言えばCoilよりの音で、変なマスクみたいなのをかぶってヴォーカルをとっていた。けっして悪くはないんだけど、こういうのは家で聴いたほうがいいかなあ、と正直思ったです。ちなみに、最後の曲はケネスアンガーに捧げられていて、ケネスの癌治療費をraiseするためにカレント93のデヴィッドが筆頭に立って募金を募っているということをMCで言ってました。

最後にマスクをとり、にっこり笑った顔が、まさにこのジャケで見られるピーターそのまんま(プラスひげマイナス髪の毛)で、ちょっと感動した。



Esplendor Geométrico
ついに、ついにです! 会場入りしたときはやや閑散としていた場内も、いつの間にやら人が多くなってまいりました! 音は、もう、サイコーで、往年の機関車盤を思わせるドシャメシャったビート! 唯一のオリジナルメンバーのArturoはかなりエキサイトしていて、何度もフロアに雪崩れこんできてはぴょんぴょん飛び跳ねてました。

で、演奏が終わり、観客が「ヒューヒュー」みたいな声をあげているなかで、どうもじゃっかん「やりすぎ」な声がすぐうしろから聞こえるなあと思って振り向くと……またあいつだ! 中原昌也だ!

そんなこんなで、非常にいいステージでした。



Robert Görl
トリの元D.A.F.ロバートゲールは、最初不透明のビニールシートでまわりが囲われていて、ぼんやりと動く姿が認められる程度でほとんどその全容は見えず、「おお、クラフトヴェルクのようだ!」(クラフトヴェルクは、たしか初来日の渋谷公会堂の公演で、幕の向こう側で演奏を行ない、ちゃんとした姿を一切見せなかったはずだ)と思うも、とちゅうで耐えきれなくなったのか、たんにそういう演出だったのか、ビニールを自らひっちゃぶり、その姿をあらわにしてしまった。そのまま、ずーっと姿を見せなかったほうが、のちのちのインパクトはあったはずなのに。

音は、と言うと、これがたんなるハードミニマルで、今日のなかで一番生彩を欠いていた、かな。「困ったなあ」という感じで応えていたアンコールの曲が、一番「ぽかった」というのは、けっこう皮肉と言えば皮肉なこと。



ライヴ終了後、物販コーナーにまた行って、けっきょく3枚ほどCDを買い、Arturoがうろうろしていたのですかさず声をかけサインをもらったのでした。やりぃ。

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コメント
京都公演もEGは凄絶激烈によかったです。
ステージ前の仮設の柵にかじりついてたら、Arturoが柵に跳び乗ってきて、その衝撃で柵もろともずり落ちた! で、またすぐ這い上がって、絶叫しつつ柵をステージ下まで蹴り落とし、フロア乱入と相成ったのでした。
けいこ 2007/04/17(Tue)21:05:00 編集
東京公演でもアルトゥロは柵に片足をかけて絶叫、そのままフロアに乱入、という流れでした。
はやし 2007/04/18(Wed)03:45:00 編集
一昨日までフランス映画祭のスタッフのアルバイトをしていたのだが、お客さんから預かった荷物のひとつに“中原昌也様”という張り紙を発見し、「おほっ」となった。今回はじゃっかん「やりすぎ」な声が聞こえなかったため、その姿は確認できなかったとさ。
希更 2008/09/14(Sun)04:09:06 編集
おれ、中原昌也とは、アテネフランセとかで映画ってときにも遭遇したことあるけど、そういうときはけっこう静かなんだよね。

ともあれ、確認できず、残念であった(じっさいは、少しも残念ではない)。
はやし 2008/09/14(Sun)17:08:42 編集
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