ドゥボール/シチュアシオニスト関連本 [本]

この間、またまたガタリ版『アンチ・オイディプス』を探しにフランス図書に行ったんだけど（結局ガタリはなかった）、そのとき見つけたドゥボール/シチュアシオニスト関連本。

Guy Debord, La planète malade, Gallimard


ご本尊の新刊（って、死んじゃってるけど）。シチュアシオニストの機関紙"Internationale Situationniste"の13号で発表されるはずだったテクスト3篇を収録。本のタイトルの『病んだ惑星』は3つ目の環境汚染とその表象を扱ったテクストより。


Frédéric Schiffter, Contre Debord, PUF


「ルサンチマンの知識人」としてドゥボールを扱う。要諦は、「スペクタクルに抗う有効な処方箋を示せてないじゃないか？」というものかな？　タイトルは『ドゥボールに抗って』ってな感じです。


Boris Donné, Pour Mémoires, Allia


ドゥボール自身の著作"Mémoires"の読み解き本。確かに元本は手書きの複製だし、こういう本はありがたいです。それでもドゥボールの書字は読みやすいほうだと思うけど。


Collectif, Textes et documents situationnistes, 1957-1960, Allia


シチュアシオニストたちが1957年から60年にかけて書いたもので"International Situationniste"に掲載されなかったものをコンパイル。ISドイツ支部のSpurの人たちの書き物なんかもけっこう入ってて、今まで埋もれていたものを発掘、という感じです。



てなところがドゥボール/シチュアシオニスト関連では目に付いた品々かな？

ガタリ本ともども、フランスに直接注文しちゃおうと思うとります。