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新譜だったり旧譜だったり、まとまりがないですが、聴いていた音色々。
We Made This Ourselves Essie Jain (Ba Da Bing!, 2007) |
非常にアコースティックで、暗い温もりを持った1枚。これだけ書くと、おれにとってはど真ん中な1枚、なんだが、いかんせん声があまりぴったりこない。ただ、なんだかんだ、聴いてるうちになじんでくる、ってのもよくある話で、も少し聴いてみようかな、と。 |
Priviledge of Evil Amorphis (Relapse, 1993) |
こちらのディスクレヴューを読み、「どんなだ!」と期待に胸を躍らせて聴いたわけですが……いやあ、たいしたことないなあ。MütiilationとかIldjarnとかのすっとこどっこいなプリミティヴさを思いうかべていたあたしがわるいんでしょうか? |
Mort Blut Aus Nord (Candlelight) |
Amorphisの口直し、というわけではないけど(いや、そういうフシもなきにしも、か)、けっこうお気に入りのブラックメタルバンド、ブルートアオスノルトの今のところの最新作を。このブルートアオスノルトも、あまたの「ブラックメタル」と呼ばれるバンドと同様、じっさいに聴いてみると「メタル」でもなんでもなく、なんと形容していいのだかよく分からないふしぎな音が繰広げられます。あえて言えば、ゴッドフレッシュから勢いをさっ引いて深いエコーを付加した、という感じでしょうか。 |
Grandeur of Hair The Goslings (Archive, 2006) |
ブルートアオスノルトもいいんだけど、ちょっとエクストリームさにかけるなあ、ということで、最近の「その手」の音では |
Model 91 Christmas Decorations (Kranky, 2002) |
コミュニティライヴラリーからニューアルバムが出ているらしいクリスマスデコレーションズの旧作。やりたいことは分かるんだけど、ちょっと焦点がぼけてるかな、という感じです。新作ではそこいら辺の定め方がどうなっているか、要注意、ですな。 |
Journey Through A Body Throbbing Gristle (Mute, 1993) |
1982年発表の実質上のTGラストアルバム、でしたっけ? なんだかよく分からない、ただただ気怠いだけのような、でもその実、表皮の下には無数の虫がびっしりと蟻集してんやわんやの大騒ぎのような、そんなアルバム。おれ個人としては、世紀の名盤(ええ、この言い方気に入ってますが、なにか?)20 Jazz Funk Greats に続いて好きなアルバムです。つうか、20 Jazz Funk Greatsの「あわせて買いたい」にInformation Overload Unit が挙げられていて、しかも、在庫ありになっていたりするんですが、いい時代になったもんですねえ。おれはその昔、これを手に入れるのにどれだけ苦労したことか……(おやじ語り)。 |
Solo Tsujiko Noriko (Editions Mego, 2007) |
ツジコノリコ(字遣い分からん)のソロ第……何作目だ? まあ、よく知らんけど、ニューアルバム、です。以前からそんなに派手派手な音ではなかったけど、今回はさらに内省的な感じの音になっており、物足りないかなあ、とさいしょは思うんだけど、じわじわと効いてくる、そんなアルバム。とくに、7曲目のポエトリーリーディングみたいな曲が、ほんわかしながら空恐ろしい(人によっては、たんに空恐ろしい、という感想かも)という出来上がりで、気に入っています。それはともかく、『ハードにさせて』がプレミアついて19,800円ってどういうことですか? |
Take A Picture Margo Guryan (Polystar, 2000) |
これは有名っすね。ともあれ、色んな意味で「ずるい」アルバム。いわゆる「名盤」。こっちも多言を弄しませんから、四の五の言わずに聴け、ってことですね。 |
We Are All Jews and Germans Crisis (World Serpent, 1996) |
デスインジューンのメンバーがやっていたパンクバンドの全音源集、かな。音自体は大したことないんで、よっぽどの人でなければ聴く必要はないと思いますが、最近出たコンパイル盤(つっても2005年)ともども、ジャケのシチュアシオニストっぷりがすばらしい。 |
Guilty Have No Pride Death In June (Soleilmoon, 2006) |
つわけで、デスインジューンのファースト。ひさしぶりに聴き返してみましたけど、いやこれはかっこいいですね。というか、ここいら辺(ってどの辺?)の、人脈的にはノイズ/インダストリアルと繋がってるんだけど、やってる音自体はノイズでもインダストリアルでもない人たちの音楽って、なんとも言えない微妙なテイストがありますよねえ。ただ、このファーストに関しては、「間違えちゃったジョイディヴィジョン」てな分かりやすい形容も可能と言えば可能で、そういう意味では本領発揮はセカンドから、すかね。 |
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