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今日は、友だちのつきあいで、ここから車で1時間半ほどのところにあるそれなりの都会に行ってきた。
そこは、ここで今まで行ったどこよりも「都会」な感じで、「とりあえず何にもないからでっかいショッピングモールを一個作ってみました!」という、アメリカの片田舎にありがちなふうではなく、それなりの高さのある建物がいくつも立ち並び、おまけに、でっかいショッピングモールがところどころいくつもある、というところだった。
そこで、まず立ち寄ったのがけっこうでかい電器屋、のようなところ。まあ、さくらやとかビックカメラとか、その手のものに比べると引けをとることは否めないけど、それでも、CD、DVD、PC、オーディオ機器と、あらかたのものは揃っている(これに出てくる電器屋を想起した)。が、ちょっと離れたところに目ざとくバーンズアンドノーブルを発見したおれは、「ちょっと行ってくるわ」と一人電器屋をあとにしてバーンズアンドノーブルに向かったのであった。
そこのバーンズアンドノーブルは、まあ、新宿紀伊国屋とか神田三省堂とか、その手のものに比べれば引けをとることは否めないけど、それでも、小説などの一般書籍から人文科学・社会科学・自然科学などの専門書まで、広く薄くそれなりに品は揃っていた。ただ、やはり片田舎のかなしさか、それほど触手が動くものがなく、とりあえず、この間の論文書きに参照して、あらためてちゃんと読んでみておもろいなと思ったヒュームの『人性論』と、ブラックウェル「現代哲学」シリーズの『社会科学の現代哲学』だけを買う(ドーキンスの『神(という)妄想』も気になったんだけど、これは生協で買えばいいな、と思い買わなかった)。
そのあと、何か腹減ったね、ということで、繁華街にある(先のショッピングモールは、繁華街からちょっと離れたじゃっかんうら寂しいところにあった)寿司も出すというアジア料理屋に行く。味は、まあ、回転寿司よりちょっと劣るかな、というぐらいで、これは雰囲気ものでしょう、という結論に達す。それよりも、けっこう鮨を食ったにもかかわらず、どうにも腹がくちくならず、何か食い足そうかなあ、と思っていると、同じく鮨を頼んだ友だちも同意見で、けっきょく、カルビ丼のようなものを頼んだのだけど、それを食いながら、寿司を食ったあとこんなもん食ってるなんておれら体質がアメリカ化しちゃったのかもしれんな、と同じくカルビ丼を頼み足した友だちと嗟嘆し合う。
飯を食ったあと、服屋を何軒か見て、それからまた最初に行った電器屋に舞いもどった。今回はさっきと違い、「ああ、本屋だ、本屋に行かなきゃ」という切迫感はすでに解消していたので、ゆっくりと店内を見てまわる。すると、BOSEのPC用らしきスピーカがあったので試し聴きしてみると、これが小さな筐体から想像される、いわゆる「箱鳴り」した音ではなく、存外ちゃんとしていたので思わず買ってしまう。
そうこうしているうちに時間もはや22時。だいたい11時ごろに出発したので、車中の1時間半をのぞいても10時間ほどうろうろしていたことになる。その歩き疲れた身体をかかえ、何だかよく分からないうちに今日は400ドルほど散在していることに愕然としつつ、普段はほとんど聴かないヒップホップのような音楽に耳を傾けまどろみながら帰路に着いたのだった。
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