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新宿ブクイチで何となく。
『談 72号 特集 公共性と例外状態』
平川洋介と五十嵐太郎の対談、立岩真也と齋藤純一のインタヴュー所収。目当ては立岩真也(次点で齋藤純一。もちろん平川・五十嵐の対談も面白そう)。
立岩真也の言説というのは、それが書かれたものであれ、しゃべられたものであれ、どうしてこうもこちらを立ち止まらせるのだろう。無論それは悪い意味でではなく、「何だかすぐには納得できないけど、大事なことが言われている、考えてみなくちゃ」と思わせる力がある、ということ。立岩真也の言説には、難解な言い回しはまず出てこない。だが、その語りは、読んですぐ分かる、というには程遠い。それは、自身が考え、つっかえ、立ち止まりながら、一つ一つ議論を積み重ねていくからだろう。そうして書かれたものを「読む」ということは、こちらも考え、つっかえ、立ち止まりながら読む、ということにならざるをえない。
『談』はこのところ、大括りに言って「社会と、それに対峙する私」というようなテーマを扱っているが、これはいつまで続くのだろう? 前2号の「自由と暴走」にしても、「匿名性と野蛮」にしても、私には非常に面白かったので、もう少しこのテーマで続けてもらいたいものだ、と勝手に思う。
ジャック・デリダ『パピエ・マシン 上』
デリダの講演や対談をコンパイルしたもの。この上巻には、書くこと、書く(書かれる)機械/道具について語られたものが収められている。
帰りの電車の中で半分ほどざっと読んだだけだが、何かごく当たり前のことが晦渋に語られているだけ、という、暴言、というに近い感想が頭をよぎる。「ワードプロセッサー」は「楽屋裏、ちょっと公開」みたいな覗き見趣味が満たされて、普通に面白い感じではあるけど。
ま、これからちゃんと読みます。
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