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いやあ、おもろかった。
出る前までは、時間も3時間ぶっつづけだし、言語も不自由だし、おまけに途中参加だしで、かなり相当不安要素のほうが強かったのだけど、いざ出てみると、3時間なんてのはけっこうあっちゅうまだし、たしかに言語の不自由さゆえにところどころ「?」と思うところはあれど何から何まで分からないというわけではなかったし、途中参加でコンテクストが分からんのじゃないかというのもそれはそうだったんだけどつまみ食いだけでもじゅうぶんおもろかった、ということで、ほんと濃い時間を過ごしました。
で、お題は、というと、ざっくり取りまとめれば「自由意志と決定論」とでもいうようなところで、何でそれがメタフィジよ?という感じがするかもしれんが、この前のメタフィジセミナー潜入前エントリでちろっと言ったとおり、プランティンガの議論がここにからんでくるわけで、そう、参照されてるプランティンガの本は『必然性の本性』というもので、これはもう、メタフィジに他ならない、と合点がいくわけです。
ただ、プランティンガというところからやはり推察されるように、「自由意志と決定論」というお題をベースにしつつも、神学っぽい話がけっこうあったりして、そこいらがキリスト教というものをあまり真正面から受け止めたことのない身としてはちょっと扱いあぐねるところだけど、セミナーに出てる人で非クリスチャンなんてのはざらにいるわけで、別段ほんとに神学論が繰り広げられるわけではなく、「自由意志と決定論」というお題を扱うには格好のサンプルだから、といった風味が強い。
あと、本題からややずれるけど印象深かったことは、こっちでもやっぱり「大陸哲学」と「分析哲学」の区分けはきちんとしていて、米国でたんに「哲学」と言えばたいていの場合日本で「分析哲学」と呼ばれているものを指す、という前情報(戸田山和久による)はちょっと大袈裟だったんだな、ということと、ジル・ドゥルーズはこっちでは「ジャイルス・デルーズ」なのか、ということと、そして何より、Possible Worldsという文言が教室中を飛びかうのはなんて素敵なことなのだ、ということ。
明日は、アドヴァンスト・ロジックのクラスでちょうどいま様相論理のところをやってるらしいので、それにも潜ってやろうか、と思っております。
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