買った本借りた本 [本]

おなじみのエントリ。

まずは買った本。

• Logics (John Nolt, Wadsworth)
  昨日宣言したとおりアドヴァンストロジックのクラスに今日潜りに行ったので、それならとりあえず教科書ぐらい購入しておくのが礼儀だろう、と思い購入。じゃっかん高かったけど、しゃーない。で、内容は、まだそれほど目を通しているわけではないのではっきりは言えませんが、ふつうのロジックの教科書よりも文字比率が高く、ゆえに、けっこう丁寧な解説がなされているのではないか、と推察されます。扱われている範囲も、古典論理にとどまらず、拡張古典論理（様相論理、義務論理、時相論理、高階論理）や非古典論理（自由論理、多値論理、直観論理など）にもふれられていています。

お次。借りた本。

• Walter Benjamin: Selected Writings Vol. 1 (M. Bullock and M.W. Jennings Eds., Harvard)
  永遠小僧さんが「暴力批判論」にふれているのを見て読みたくなったので借出。昔、デリダの『法の力』とともにかなり読みこんだにもかかわらず、ほとんど覚えていないのはどういうわけか。
  
  
• Walter Benjamin: Theoretical Questions (David S. Ferris, Stanford)
  上記の選集の並びにあったので、ついでに。「措定というものはすべて、あらゆる可能な自己同一化の限界を示すような根源的痕跡によって同定されるのだが、自己同一化の限界はもはや単純には同定されえない。すべての措定はその限界のうちに、ある過剰を抱えこみ、と同時に、自身を際限なく過剰へとさらすのだ」……うーむ、こういう文章はひさかたに読むな！