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今日生協の書籍売り場をうろついていたら、The Artist and the Mathematician という本が面陳にしてあって、何とはなしに手に取ったらこれが、何とアクゼルによるブルバキ本ではありませんの!

で、版型や厚さのわりに高いことと、そして何より、ぱら見した感じだと何だかほとんど知っていることしか書かれていないような気がして(だてにブルバキをネタに卒論を書こうとしていたわけではないのだ)、結局その場では見送ったんだけど、それなりに評判のいいフェルマー本無限本を書いているアクゼルのことでもあり、今もってなお、どしよかなあ、と迷い中。

まあ、とりあえず、図書館から借りているこれを読んでから、だな。

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アクゼルの「無限本」って、やっぱ、いいのですか? ちょっと、安心しました。いや、これこそ、「しゅーごーろんぼん」と評した本の一つなんですが、面白く、簡単に書いてありますよね。この人の本って、エピソードや、史実を交えて、数学をちゃんと、解説してるのでしょうけど、わたくし的には、こういう本を読んだだけで、数学が分かった気になるのは、非常に恐いと思います。こういう感じの本で、ちょっと数学が分かった気になった人が「ト」を書いちゃうんでしょうね。
すだれちゃん 2006/10/14(Sat)04:56:00 編集
多少、記憶があやふやなのですが、このアクゼルの本に書いてあったと思います。
ピタゴラス派って、この世界は数的秩序を持っていると信じていて、その「この世界は数的秩序を持っている」という思想を普及することで権威を保っていたとか。ところが、皮肉なことに、ピタゴラス派の思想では存在してはいけない無理数の発見もピタゴラス派がやっちゃって(・・・三平方の定理からかな?)、それで、ピタゴラス派自身が、権威を保つために無理数の発見を隠蔽しようとしたとか。 書いてあったような、無かったような。

連続体仮説と、この世がどうなっているか の関係って、本当に、どうでもいいことだと思うのですが、その関係を求める人って、きっと、自分の思想を確固たるものにするのに、純粋な数学的興味とは別のところで、後づけで、連続体仮説を必要としている気が・・・。
って、ちょっと穿ちすぎ???

それと、オウムが アレフ って、名前を変えたのには、笑えたなあ。いかにも って 感じで。 っていうか、オウムがアレフなんて、名前を変えるから、連続体仮説と、この世がどうなっているか の関係を思想的に?求めたがる人に、きっと穿っちゃうんでしょうね。私は、中沢・オウム嫌いだから
すだれちゃん 2006/10/14(Sat)06:34:00 編集
「ト」の分類学
1 かがみさんのようなハイレベルのかたが問題とされる、数学の誤解。この場合、指摘を受けて撤回しない方も、私のような数学ド素人からすればそれなりのレベルの人(なのでしょうね。きっとw)。

2 私がここで書いた事例をネタでなく真顔で書く人
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一応数学自体は間違っていない(ですよね、はやしさん・・ちょっと恐くなってきました)が、そのレベルは低く(ちなみに、私の書いたのは高校生で分かる程度のもの・・・次は、せめて大学初頭の偏微分、全微分を使ったネタでも考えたいと思います。)、頭が良くないし数学が出来ないのは、それだけで分かる。
問題点は、間違いよりも、「どうして、こんな違う分野の記述にわざわざ数学の表記が必要か」ということ。

3 数学のタームだけ「すうがくぼん」で読んで理解したつもりになって、誤用濫用をやりまくるひと。 この場合、数学の誤解、と「どうして、こんな違う分野の記述にわざわざ数学の表記が必要か」(濫用)という、1 2の問題点を両方持ち合わせている。この手の「ト」を書く人は、数学に興味があるのではなく、自分の関心がある分野(主に、思想、哲学)こそ興味があり、それに、数学を権威づけに数学を使う。
権威付けが目的なので、旬な問題に触れたがる。
旬な数学を、「数学の持つ形式だけで、なんでもいいから、5行書いてみて」といっても、おそらく書けないレベルの理解しかない。
得てして、高校レベルの数学の問題を解けといわれても、実は解けない人も沢山いらっしゃる?
有名どころでは、ガタリあたりが筆頭格か?

こんな感じだと思うんですが、はやしさん、どうですか?
すだれちゃん 2006/10/14(Sat)18:04:00 編集
えーと、ですね、まず白状しなければならないのは、おれはアクゼルの本を一冊も読んだことがない、ということです。さらに、世間的に評判がいいことと、その内容が(数学的に)ちゃんとしているかどうかということは、全くの別問題、です。ただ、青木薫さんの訳本ということで言えば、ぼくは何冊か読んでおり、そして、外しも少ないので、このアクゼル本に関しても平気なのではないか、というぐらいの評価です。

まあ、このアクゼル本がいい本であろうとなかろうと、この程度の一般啓蒙書を読んだぐらいで、数学についてであれ何であれ、分かったつもりになっていっぱしの口を利くなどというのは論外です。
はやし 2006/10/15(Sun)18:14:00 編集
ピタゴラスが、今でいうところの「教団」のようなものを作って、「数」、もっと狭くいえば「自然数」をその教義の根本においていた、というのはそうですが、無理数の存在を隠蔽しようとした、というのは、どうやらデマである、という話を、聞くだか読むだかしたことがあります。

ともあれ、宮本さんが何ゆえに連続体仮説を「この世界」に持ち込みたがっているのか、いまだによく分かりません。というか、何でほとんど理解もしていないものをどうこうしようと思えるのか、そこが一番解せない部分であります。

で、アレフ、あれはぼくも笑いましたね、お前らヘブライズムなんて何の関係もないだろう、って。だから、ぼくは「いかにも」だからではなく、「そりゃないだろう」という展開に笑ったわけです。
はやし 2006/10/15(Sun)18:21:00 編集
「ト」の分類学に関してはかがみさんの卓越な分析があるので、ぼくがそれに加えることはありませんが、ガタリに関してちょっと付言すれば、彼はそれなりに分かって、ということはつまり、それなりに勉強してやってますよ。そのことは、『アンチオイディプスについてのノート』を読めば分かります。とはいえ、いくら勉強してやろうが、その成果物があれじゃあね、というわけです。それは、バディウについても同断。というか、バディウはほとんど専門家同然なだけにたちが悪い。
はやし 2006/10/15(Sun)18:24:00 編集
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