買った本借りた本、とか [本]

何か、立てつづけに本が届いたりしたので、メモ。ついでに、借りた本とかも。

まずは、買った本。

• The Artist and the Mathematician (Amir D. Aczel, Thunder's Mouth Press)
  やっぱり買いました、アクゼルのブルバキ本。で、いま、書誌情報を調べるためにアマゾン見てみたら、星一つの評価が……でも、レヴュワーの人、この本がブルバキ本ってこと知らないで買ったっぽい感じも。ブルバキストのおれとしては、十二分に楽しめそうですが、どんなものか。
  
  
• Modal Logic for Philosophers (James W. Garson, Cambridge)
  For Philosophersという側面はどうでもいいんですが、ここまでextensiveに量化様相論理を扱った本ははじめてなんではなかろうか、と思い購入。ちょっとずつ、楽しみに読もうと思っております。
  
  
• Pluralism (Nicholas Rescher, Oxford)
  何だかんだと相当たくさんの本を出しているレッシャーさんのプルラリズム本。ロジック関係の著書も多いレッシャーのことだから、これもフォーマルな取扱いかな、と思いきや、そうでもなくて、その点は残念。
  
  
• Meinong (Reinhardt Grossmann, Routledge)
  図書館で借りて読んでいたんだけど、これは手元に置いておいてもいいかな、と思い購入。現在それなりに容易に入手可能なマイノング本のなかでは出色ではないかな。

お次、借りた本。社会選択理論もの。

• Social Choice (Paul E. Johnson, Sage)
  全部で100ページちょっとの手軽な社会選択理論入門本。ただ、あまりに手軽に過ぎて、分かりにくくなっているフシはあり。薄いわりに高かったりもするので、それほどオススメはできないかな。
  
  
• Handbook of Social Choice and Welfare (Vol.1) (K.J. Arrow et al. Eds., Elsevier)
  いやあ、やっぱりオモロいわ、社会選択理論、と思わせてくれる一冊。もろもろ考えあわせると、この値段はけっして高くはない。とくに、アローの一般不可能性定理の証明は、いままで「ヘタレ」なものしか知らなかったんですが、最近はウルトラフィルターを使って証明するんですね。うーむ。これは、もう少し読みこんでから紹介できたらな。