学食で飯食ってたら勧誘にあった。 [留学]

新入生や留学生をターゲットに、怪しげな宗教関係の団体が勧誘を繰り広げる、というのは、どこの国でも同じらしく、おれのいる寮の向かいの建物にある学食でいつもどおり飯を食ってたら、クリスチャン団体の集会に誘われた。

ただ、こっちはキリスト教というもの自体、それほどものめずらしいものではないので、その「怪しげ」度合いは日本に比べればやや低いのかもしれないが、とはいえ、留学生センターでもらった「留学生活の手引き」みたいなものに、「よほどの理由がない限り、宗教団体の集会には出ないでください！」と書いてあったので、それなりに悶着を引き起こした実績はあるのだろう。

さて、その勧誘をしてきた彼は、ニューロサイエンスを勉強する、現在学部3回生とのことで、勧誘をしてきた、というその一点を除けば、なかなかに話も盛り上がったし、何よりしゃべりの修練になったのでよかったんだけど、やっぱり「怪しげな勧誘」という意識は抜けず、型どおりに「日本人は、いわゆる『信仰心』ってのは持ってないことが多いよ、おれもその例外にあらず」みたいエクスキューズをしといた。

結局、別れ際にメールアドレスを渡されて、「出られるかどうか連絡してよ」と言われたので、どう断ろうかと思案中なのだが、そもそも、こういう誘いにはたとえ断りの言葉であれこちらから積極的に発信してはいけない、というマクシムもあり、どうしたものか悩ましい。いま思えば、何でもいいからキリスト教以外の信仰を持ってることにしておけばよかった。



あと、関係ないけど今日は、でっかい段ボール箱を抱えたヤンキー娘に「これって普通に捨てていいの？」と聞かれた。おれがそんなことを知ってるわけないだろう。が、適当に、「ああ、裏手のごみ箱にぶち込んどけばいいんじゃない？」と答えておいた。