忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

何かちょっと読みたいのだけれど、さりとてまとまったものを読む気力もない、というときに対談本はうってつけだ。おれなぞ、そういうときが多いので、単品としての量自体は少ないが、同じ対談本をくりかえし何度も読んでいたりする。今日はそんな対談本を二三紹介。

それで、先に「単品としては量自体少ない」と言ったが、実際おれが所有している書籍の中で「対談本」と言えるような本はごく少なく、たいていは雑誌などの非書籍媒体で読むことが多い。しかも、今つらつらと思い返して気づいたが、ぼんやり「対談(本)」と思いつつも、その実たんなる「インタヴュ」であったりして、書籍媒体にせよ、それ以外にせよ、全然おれ対談なんて読んでないかも、と本文を書く前から不安になってきたのだった……ま、ほんと、二三冊、ってことで。

  • サクセスの秘密
    中原昌也の対談本。宇川直宏、小山田圭吾といった「お約束」どころから、「何でこの人が?」という繋がりがよく分からんラインまで、脈絡のなさが彼らしい(と言うと中原昌也はすげー嫌がるであろうが)。対談本ではないけど『青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!』。そういや『嫌オタク流』、買うだけ買ってまだ読んでいないことを思い出した。
  • 電波系
    厳密には「対談本」ではないのかもしれないけど、メインになっているのは根本敬と村崎百郎の対談なので。村崎百郎の「おしゃべり本」としては、ペヨトル時代の同僚木村重樹と各界著名人(主にいわゆる「サブカル系」)の赤ちゃんを訪ね歩いた『電波兄弟の赤ちゃん泥棒』もよく読む。
  • 逃走論
    これも厳密には、というか、「厳密」であろうとなかろうと、「対談本」ではないし、おまけに、この本に収められているおしゃべりの一個は「鼎談」なんだけど……にしても、高校生のころ文字通り「手垢にまみれるほど」読んだ。確かに、上っ面をなぜるようなおしゃべりかもしれないけど、何か楽しげな雰囲気がおれには感じられるし、何より、ここでなぜられている「上っ面」でさえ、押さえられていない人が多い。浅田彰の本当の対談本『「歴史の終わり」を超えて』はあまり好きではない。当然、田中康夫との対談も、あまり面白いとは思わない。

というわけで、ほんとに「二三冊」で終わり。というか、日が変わっちゃうよ! いそげいそげ!

PR
この記事にコメントする
お名前
メールアドレス
URL
コメント
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
最新トラックバック
メール
ブログ作成者(はやし)に直接訴えたいことがある、という場合は、下のアドレスにメールをどうぞ。

thayashi#ucalgary.ca
(#を@に置換してください)

ブログ内検索
Google
WWW を検索 このブログ内を検索

はやしのブログ内で紹介された
 書籍の検索はこちら
 音盤の検索はこちら
ランダムおすすめ
(忍者ブログに引越してから、うまくうごかなくなってしまいました。いつか、直します)
Randombook
このブログで紹介したことのある本をランダム表示。
Randomusic
このブログで紹介したことのある音をランダム表示。
自分がらみのリンク
はやしのブログ書籍一覧
このブログで言及された書籍の一覧。
はやしのブログ音盤一覧
このブログで言及された音盤の一覧。
最近のおすすめ本
最近のおすすめ音

Copyright © [ はやしのブログ ]
No right reserved except those which belong to someone else.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]