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空間の政治地理(水内俊雄/朝倉書店)
シリーズ「人文地理学」の1冊。朝倉からこんなシリーズが出てるの知らなかった。で、人文地理学ってちょっと気になる領域ではあるんだけど、いざこの手の本を買って読み始めるも、続かないんだよねえ。
環境美学への途上(石田正/晃洋書房)
副題「存在論美学から環境美学へ」。「環境美学」っていうのが今ひとつ何を指し示しているかよく分からないんだけど、風景論とかそんな感じなのかな? でも、副題を考え合わせると、もうちょっと違うことのような気もするし……。
表現の自由vs知的財産権(ケンブリュー・マクロード/青土社)
ここいらの知財がらみの話は、おれ自身よく分かってないんだけど、でも、行き過ぎた知財保護は、やっぱり表現を貧しくしちゃうと思います!
年寄りの話はなぜ長いのか(高田明和/東洋経済新報社)
フニャコさん、バルタンさん、一つどうです?(ここら辺の流れを参照)で、読んだ暁にはレジュメ切ってオンライン読書会に上げてください。
作家の誕生(アラン・ヴィアラ/藤原書店)
言わずもがなのことですが「職業作家の誕生」ってことですね。そもそも著作権ってのも遡れば「職業作家の誕生」と相即的に、フランスで出てきた制度だし、そこいらの流れも書いてあるらしいんで読んでみたいはみたいけど……高い(またそれかよ)。
考えないヒト(正高信男/中央公論新社)
副題「ケータイ依存で退化した日本人」。何か、「人前で化粧をする云々」とか、「ゲーム脳」とか、その手のトンデモくさい臭いがプンプンするんだけど……。
自殺の思想(朝倉喬司/太田出版)
版元が太田出版ってところで、ちょっと身構えちゃいはするんだけど、もしかすると見るべき議論が為されているやも知れず。
ハッカー宣言(マッケンジー・ワーク/河出書房新社)
版元の紹介文によれば、
いま、労働者階級にかわって登場したハッカー階級が、資本家にかわるベクトル主義階級と闘う新たな時代がきた。ドゥルーズ、ドゥボールの影響下にある新鋭が知的所有権をめぐる抗争を中心に空前の世界を描く。
ということらしいので、これは絶対チェックです。ただ、「ベクトル主義階級」という表現から危惧されるように、もしかするといわゆる「ポモ」っちートンチンカン本である可能性も否定できない。大体、よく考えると、「階級」作れるほどハッカーおらんもんね。うむむ。
社会デザインのシミュレーション&ゲーミング(兼田敏之/共立出版)
ここら辺は何だかんだ、バカに出来ない、というか、無視できない領域だと思う。ま、おれもそんなにチェックしてるわけじゃないんだけどさ。
バートルビー(ジョルジョ・アガンベン/月曜社)
『ホモ・サケル』などのアガンベンによる文藝評論? まあ、単なる文藝評論ではないと思うのだが、どうだろ。
心・脳・科学(ジョン・サール/岩波書店)
岩波モダンクラシックスの1冊。で、この叢書って前にセレクション21とか、岩波現代選書で出ていたやつの再録って感じのものだと思うんだけど、もうちと安く出すことが出来ないんですかねえ?
フランス歴史学革命(ピーター・バーク/岩波書店)
上のサール本と同じく、岩波モダンクラシックスの1冊。気にはなるけど多分買わないだろう。
聖バルトロマイの皮(チェーザレ・セグレ/ありな書房)
副題「美術における言説と時間」。ありな書房は頑張ってるし、ほんといい本を出してるんだけど、何せちょっと高めだからなあ。で、この本、「時間の中を流れる言語芸術と、空間の中に展開する造形芸術との、この2つの異なる体系をひとつの宇宙として記述しうるような記号学理論を構築」っつーことらしいです。
ひとつ上をゆくJavaの教科書(岩谷宏/技術評論社)
原作たそがれ清兵衛さんやおれにとっては、岩谷宏っつーと「ロキノンの岩谷宏」でしかないんですが、ともあれ、正直おれ、岩谷宏が何でここまでJavaに入れ込んでんだか、よく分からんす。
ゲーテと出版者(ジークフリート・ウンゼルト/法政大学出版局)
著者はあのズーアカンプの元社主。多分色々とおっもれー話てんこ盛りなんだろうけど、高い……(本体7,800円!)。
そして編集の人がなにやら必死に編集して、さらに印刷屋さんや製本屋さんが「急げ!期限まであと1週間だ!」「主任!俺はもうだめです!俺のことはほっといて製本してください」「山本ーっ!!」というような修羅場を見ている丁度その頃、フニャコというテキトーな人間が、テキトーな角度で気楽に「じっちゃんの話は長いけどソナタ形式に誘導したりして楽しめないかな」などと口走り、本来それほどテキトーでもない筈のバルタンさんもそのテキトーに付き合ってくれていたりという状況があるわけです。その、ある意味非常に不均衡な状態が想像されて、とても愉快です。
ねぼけ眼でみたら、一瞬、ROがまた手を広げたのかと間違えました。岩谷宏って、こんなことをしていたのですか。増井修は相変わらず、音楽評論していましたね。アエラの増刊号で「ROCK」で久しぶりにその名前を見ました。読んだ感想は、こういう哲学くさい音楽論評は、完全に陳腐化して全くおもしろーないと。それから、RO誌は手を邦楽に広げて今は尾崎豊を絶賛してますが、邦楽に手を広げる前の20年前には「ロック演歌」と揶揄してましたね。この豹変の仕様、読者の層を見て書いてるだけの、しょーもない評論ってことですかな。
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岩谷のやっていたの文芸批評(死語)を形式化した「パソコン文芸時評」だと思います。Linuxにも入れ込んでましたが、激しく勘違いが多いところが山形浩生と違うところ。
期待の大型新人がいまいち伸び悩み、「よし、ワシがなんとかしちゃる!」って感じじゃないでしょうか、「RO」時代のスタイルは知りませんが。
Javaなら書き手は山ほどいるのに技評が何故に岩谷宏に入れ込むかが謎ですね。
それにしても、年取った人の話が長くなるのって、素人考えでまとめれば、短期記憶の回路がいかれちゃうってことなんだろうなあ、という感じなんだけど、それに比して長期記憶はあんまり死なないってのは、<生物としての人間>ってことを考えたときに、どういう戦略の然らしむるところなんだろうなあ、とけっこう気になるので、ほんとにこの本読んじゃうかも知れん。
で、得意の「ネタにマジレス」だけど、この本の編集やら何やら、そんな修羅場ではなかったと思うなあ。おれ実は、出版社の編集やら何やらの現場を知ってるんだけど、案外「てれっ」としてるよ。
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