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(1)衒学趣味、韜晦趣味、哲学のロマン化はダサいぜ。言葉のダンスを避けてできるだけ明晰に議論しよう。

(2)哲学は問題解決だ。

(3)哲学は共同作業だ。共有できる形で問題をたて、相互批判を通じて問題を解決しよう。

(4)自説を撤回してもハラキリしなくてオッケー。

『現代思想』2001年11月増刊「総特集 現代思想を読む230冊」の戸田山和久「分析哲学」の項より。強調引用者



各自、拳拳服膺すべし。

で、この「分析哲学宣言」に続く一説もついでに引いておこう。

<分析哲学>ほどアマとプロの間に距離のある哲学はない。共同作業による問題解決を目指す<分析哲学>は自然科学に似てくる。問題解決のために案出される概念装置が蓄積してくるし、相互批判の中で議論はどんどん精緻化する。だから、誰にでも分かりやすいものにはならないし、あなたが自分の頭だけで何とかなる範囲は簡単に超えてしまう。

同前。強調引用者



だってさー。

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「分析哲学」はスキムミルクだ。
ミルクからバターを分離したあとのカスを乾燥させ、ダイエットにいいとかいって売り出してるが、「ミルク」という名がついてても「ミルク」とは似て非なるもの。

&gt;&gt;(2)分析哲学は問題解決だ。
&gt;&gt;(3)分析哲学は共同作業だ。
これならわかる。

「問題解決」以前に構成出来るかどうか定かでないような「問題」。「共有出来る形」からこぼれ落ちてしまうような「問い」。これらを問うのが哲学だ。
宮本浩樹 2005/07/23(Sat)09:22:00 編集
宮本さん!仰る通りなんですよ!わかってらっしゃる!同士じゃないっすか!

オイラが何度も繰り返しているように、科学とか数学とか論理学とかで解決できる領域は…世界の1%もないと思うのです。オイラの考えからいえば…科学史あるいは哲学史とゆ〜ものは戦線縮小の歴史なんです。

だ・か・ら…いまだに、残りの99%を語りうる言語あるいはコミュニケーション・ツールを保有しない事実を認識・理解できない輩を…オイラを軽蔑するわけです。
藤崎達哉 2005/07/23(Sat)11:05:00 編集
スキムミルクはヨーグルトと混ぜて飲むとダイエット効果がある。
ミルクじゃあ効果がない。
だからスキムミルクの方が価値が高い。

こんな主張を平気で出来るヤツがいるなら、
そいつは軽蔑されてしかるべきだよな、うん。
宮本浩樹 2005/07/23(Sat)12:18:00 編集
宮本さん

仰る通りです。世の中にはそんな詐欺師が多いように思います。オイラが思うに…現代科学あるいは哲学は、本物ミルクを目指してきたけれど、やっとスキムミルクの精製に成功したといった程度なんじゃないでしょうか?だから仏教の教えに耳を傾ける必要もある!

…で突然厳しい言い方して申し訳あませんが…どの分野でも最低限の訓練(=躾)つまりディシプリンがあります。これを経て来てはじめて発言権が与えられるのが、普通の社会あるいはプラットフォームです。

だから、そんな<冷たい>現代社会あるいはプラットフォームを否定して…まさにプラットフォーム(駅)に寝泊るする<無頼派>を気取るのはかまいませんが…オイラのケッコ〜まじめで論理的な投稿を<曲解>して欲しくないと思います。
藤崎達哉 2005/07/23(Sat)13:29:00 編集
&gt;ケッコ〜まじめで論理的な投稿
ってここ下の投稿のことかな?

&gt;…オイラを軽蔑するわけです。
これが、「オイラは軽蔑するわけです。」
のタイプミスだったら、全然受け答えが変わってくるんだけど。
藤崎さんって結構タイプいいかげんなんだよな、うん。
宮本浩樹 2005/07/23(Sat)13:52:00 編集
宮本さん

そ〜なんですよ!オイラはオヤジ世代で、アル中なんで、指が震えて、いつもタイプミスします。マジで反省してます。すいません。あれは「オイラは軽蔑するわけです。」でした。

…で、まじめで論理的な投稿とゆ〜のは…オイラのすべての投稿です。とりわけ、はやしさんの「何をすべきか?」に対して、無理のない格調高い文章で「コンピューター科学、数学、哲学」について語ったオイラの返答は、はやしさんも感動もの(なわけあるか!)だったと自負してます。

…オイラは問題解決あるいは決着可能な案件は、即効で解決したい性格なので、近いうちにお会いしませんか?オイラは横浜ですが200KM以内なら週末に伺います。レフリーは林さんですね。対談を記録して、このブログでアップするって企画どうですか?費用面はオイラは持ちます。

本当は、かじいさんや原作たそがれ清兵衛さんにもお会いしたいと思います。どう?
本当は
藤崎達哉 2005/07/23(Sat)14:41:00 編集
同意できたり、ぐうの音も出ない場合は沈黙し、あえて称賛も拍手もしないのが、俺の掲示板でのカキコの仁義です。

似たものどうしの褒めあいを板で見たいっていう人は少ないでしょう。

&gt;無理のない格調高い文章で「コンピューター科学、数学、哲学」
についてカキコされた貴殿の文章は言う事なしです。
スレ主?として、反論せざるを得ない部分についてのみ、徹底的に反論させていただきました。

残念ながら横浜から500kmの地方都市在住で、週末にってわけにいきませんが、盆休み(8月中旬)にはそちらにでばって行きます。
はやしさん達にも都合つけてもらいましょう。


&gt;費用面はオイラは持ちます。
これって
&gt;費用面はオイラが持ちます。
ってことなのかな?
宮本浩樹 2005/07/23(Sat)15:09:00 編集
宮本さん、何だったら「哲学」と「分析哲学」は、「哲学」という語はかぶってるけど全然違うもんなんだ、って考えちゃえば? 宮本さんのその「哲学観」からすると、むしろそう考えちゃったほうがいいかも、と思う。何にせよ、「哲学」と「分析哲学」を比べて、どっちがいいのわるいの、だなんて、ナンセンス。つーか、どーでもいいよ、んなこと。

で、たとえば「分析哲学」なんかがするように、ある程度共有できる形に形式化し解決できることってのは、確かに全事象の1%もないぐらいのごく僅かな部分なのかもしれない。というか、そうであろう。でも、そうした僅かな部分しかそのような形で解決できないからといって、そのことを以って、数学やら科学やらをバカにすべきではないと思う。おれはむしろ、1%だけとはいえ何らかの形式化(共有化)ができ、そして問題が解かれた、ということに、驚嘆さえするな。
はやし 2005/07/24(Sun)07:15:00 編集
藤崎さん、確かに書きっぷりは一見ふざけてるみたいだけど、言ってることは予想以上にまともですよね。それが藤崎さんの「胡散臭い」とおれが呼ぶ一面でもあり、そしておれが『超越論的金融哲学論考』に惹きつけられてやまないところでもあります。

それで、近いうちにみんなで顔合わせて、って、いいですね! 是非実現させましょう!
はやし 2005/07/24(Sun)07:21:00 編集
藤崎さんやはやしさんの書き方は、どう見てもまともですし、完全にプラットフォームに乗って書いてあるので、頭の悪い私が読んでも論旨がすぐ頭に入ってくるんですが、プラットフォームに乗って書いてくださらない方は本当に読みにくい。そりゃ、僕に限らずそう感じると思いますよ。
頭に入りにくいから当然、そのうち書いてあるのを読むのが面相臭くなって読まなくなる。かくいう私のカキコもどの程度読みやすいかまったくもって不明ですがね。で、私みたいに読みにくくて、プラットフォームから逸脱気味の文章を書く人間はアホと思われる。私の場合、実際そうなんだから仕方ないですがね。でも、頭のいい人が、あえてやると頭が悪くないのにそうだろうと思われて、あらぬ誤解をまねく。

プラットフォームから逸脱したカキコをするのは、自由だと思いますが(失礼なことが含まれると、そのうち無視して跨いで通られるだけ)、損しますね。こういうと、多分私にも「効率屋」のレッテルを貼ってくださると思いますが。

少なくとも、はやしさんや、藤崎さんや、私のような、ほとんど、楽しみで「おもれーから」書いている人間には別に自分がプラットフォームを逸脱して書くことで、蒙る誤解や非効率なんて、逆にどうでもいいのかもしれません。ただ、はやしさんや、藤崎さんがプラットフォームに、ちゃんと乗って書くのは、自分の書いている論旨が、相手に伝わらないとちゃんと返事が返ってこなくて、そのうち書くのが「おもれーく」なくなるからでしょう。?

プラットフォームを無視して書くというのは、ほとんど、何も書いてないのと同じなんだと思います。結局、だれも読まなくなりますからね。まあ、それでいいならプラットフォームを無視して書くのもいいかもしれませんが、でも、それを読んで真意を理解してくれるのは、本当の仲良しさんだけですね。
本当の仲良しさんだけに通じる特異なプラットフォームで書いてそれで満足がいくならそれでいいと思います。でもね、「おもれーか」どうかが、書く基準でなく、白熱した議論を本当にしたいなら、なおさらプラットフォームを意識して書くべきでしょうね。
一般的なプラットフォームを無視して書くと、新たに書き手が作ってしまった特殊なプラットフォームを理解できる仲良しさんしか理解できないですから。

はやしさん、ちょっと失礼な表現があったかもしれません。それは、お詫びいたいます。

はやしさん、これで、僕ははやしさんが昨日書いくださった件の義理は果たしたつもりですよ。

では、皆さん、是非とも今後とも白熱した議論をお願いいたします。
原作たそがれ清兵衛  2005/07/24(Sun)09:55:00 編集
&gt;だ・か・ら…いまだに、残りの99%を語りうる言語あるいはコミュニケーション・ツールを保有しない事実を認識・理解できない輩を…オイラを軽蔑するわけです。

ここへ戻ろう。
「・・事実を認識・理解できない輩=オイラ」
だろ?この読み取りにくい主語を欠く文章の帰結は。
誰が軽蔑してるのか?俺しかいないじゃん。

てにをは、を間違えて文意を逆さまにした投稿をされちゃうとまじめに考えてレスすんのがバカらしくなるよな。

たしかに会って話せばこんなことは些細なことですぐに訂正できるし、藤崎さんとはそれしかないとも思うんだ。

&gt;「哲学」と「分析哲学」は、「哲学」という語はかぶってるけど全然違うもんなんだ
って俺も思いたいけど、こうあからさまに
&gt;(2)哲学は問題解決だ。
&gt;(3)哲学は共同作業だ。
ってやられちゃうと黙ってられない。
これをトップでわざわざいつまでもさらしてるってのもはやしさんの作為が感じられちゃう。

「形式化」の可能性(すべて形式でいける!)についてはもちろん留保なしに全否定はしてない。
それが不可能だった場合の保険だとおもってくれればいい。
哲学については。
宮本浩樹 2005/07/24(Sun)21:20:00 編集
藤崎さんはともかく、ぼくの発言が「まとも」で、何らかのプラットフォームに準拠しているかどうかは甚だ心許ないですが、主観的には出来るだけ「言葉のダンス」は避けようとしてますね(それがうまくいってるかどうかはともかく)。

というのも、基本的にこういう書き込みってのは「分かってもらってなんぼ」じゃないですか? もちろん、「分かる/分からない」という理性的な判断が適用されない「詩的言語」という領域(これもある種の「プラットフォーム」には違いありません)の存在も認め、かつそういうのも好きだったりするのですが、それらの異なる領域をまぜこぜにするのはきわめて危険だと思います。

そうすると、「いや、そういう『詩的言語』でなければ語れない『真実』がある」とか何とか反論があるかもしれませんが、そこで言われている「真実」というものは、少なくとも「理性的な意味で分かる/分からない」ということが判断できる「真実」とは違う種類のものでしょう(ただ、これらの違いすらも「詩的言語」の領域内で「脱構築」され、「いや、その『真実』もこの『真実』も同じもんだ」と言われちゃうと、「あ、そ」と言ってあとは沈黙するしかないですが。あ、でも、おれの場合それでも反問を続けちゃうかな)。

で、話題の中心たる宮本さん、おれなんか「芸風としてわざとやってるでしょ?」と(そして、それに関して宮本さんは「違う」と言うであろうことも含めて)思っちゃうんだけど、それでも宮本さんの中には抜き難いコミュニケーションへの意志があるはずで(だって、そうでもなければネット上に書き込みをするわけがない)、だったらしゃーない、おれが「媒介=メディウム=天使」として異種プラットフォーム間を繋いだろうじゃねえか!という&lt;いい人&gt;である面と、「んなメチャクチャなこと言いやがって! ギャフンと言わせちゃるからな!」という&lt;闘争好き&gt;な面がない交ぜになってるんですが……とはいえ、宮本さん! 何らかのプラットフォームを否定するにせよ何にせよ、一旦はそれに乗らなきゃしゃーないぜ!ってこってす。
はやし 2005/07/25(Mon)06:03:00 編集
藤崎さんの文章、確かに「てにをは」の間違いはあったけど、おれはちゃんと解読できたよ? だってさ、もし藤崎さんが如上の文章で「自分のことを軽蔑してる」って文章だとすると、藤崎さんは自らを「いまだに、残りの99%を語りうる言語あるいはコミュニケーション・ツールを保有しない事実を認識・理解できない輩」であると認識してるってことになって、それって逆に、自分が「いまだに、残りの99%を語りうる言語あるいはコミュニケーション・ツールを保有しない事実を認識・理解」できてるってことを示すわけだから、「オイラを軽蔑するわけです」のまま突っ走ろうとすると端的に背理になっちゃう。だったら可能性としては、「を」じゃなくって「は」なんだろうな、となるしかないじゃない? それぐらい読み取ろうよ!

で、あの「4つの規準」がトップに居座り続けてたのは、作為でもなーんでもなくって、単に時間がなくて新しい記事が書けなかった、というだけのこと。つうか、そういう考え方ってのは宮本さんの嫌いな「陰謀論」に通じるもんでねーの? いや、おれ「陰謀論」自体が何なのかよー分からんし、宮本さんがそれを嫌いなのかどうかも分からんので、単なる邪推なんだけどさ。

えーと、んなことは、ほんとどーだっていいんだ。それで、一番の引っかかりは「哲学は問題解決であり、共同作業だ」ってことなの? うーん、何でかなー。だって、宮本さんだって「哲学というものは問題を扱うもの」ということは認めているんでしょ? で、「問題」ってのはそもそも解かれるために提出されるわけだ(うん、もちろん「解き得ない問題」ってのもあるだろうし、宮本さんの言う「哲学」ではそういう「解き得ない問題」こそ重要なのかもしれないけど、それでも、「解こうとする」からこそ問題なわけだよね? それとも、解き得ぬ問いは問いとしてじっとそのまま保持すべし、ってこと? だとしたら、とてもじゃないけどおれにはそんなことできねえな)。だったら、「哲学は問題を解決しようとする営みである」と言ってもいいじゃない? あ、念のために言っておくと、「問題を見つけ出す」っていう作業含むものとしてここでは「問題解決」って言われてるんだからね!

「哲学が共同作業」ってのに何で反感を感じるのか、これはさっぱり分からない。確かに、「共有化を拒むもの」も問題にすべきだとは思うけど、それは何で「問題にすべき」なのかって言えば、「共有化して解決しようぜ!」って目論見があるからなわけで、宮本さんは多分、そういう「目論見」も含めてダメだって言ってると思うんだけど、それは何で? 「共有化」できないものが何でそんなに大事なの?

それで、形式化の可能性、ってことについて言えば、おれと藤崎さんはむしろ絶望的に思ってるよ。もちろん、そうした「可能性」を夢見ながら、「ま、歩いてくしかねーだろ」って歩みを進めるだろうけど、形式化できることとできないことの分というのは、宮本さんよりも弁えているはず(誰だ? 現実世界を語るのに連続体仮説を持ち出した人は?)。ということは、未だ形式化されざるもの(というか、原理的に形式化をこばむようなもの)は、&lt;分析哲学&gt;とは別様のやり方で(とりあえずは)考えるしかない、ということであり。そして、そういう考え方同士は背反的なものではなく、むしろ互いに支えあうようなものだ、と思う。だからこそ、宮本さんの主張に違和を感じもするわけ。
はやし 2005/07/25(Mon)07:03:00 編集
>>>
&lt;分析哲学&gt;ほどアマとプロの間に距離のある哲学はない。共同作業による問題解決を目指す&lt;分析哲学&gt;は自然科学に似てくる。問題解決のために案出される概念装置が蓄積してくるし、相互批判の中で議論はどんどん精緻化する。だから、誰にでも分かりやすいものにはならないし、あなたが自分の頭だけで何とかなる範囲は簡単に超えてしまう。
>>>

…まあ、そりゃそうなんだけど、通常、学問に限らず専門分野って…傍から見て参入できそうでも、なかなか一筋縄ではいかん。まあ制度化された組織では、当たり前のことだと思う。だから、そんな当然ことをわざわざ宣言されても困るって気がする。

たとえば、だれきった会社の改革を実行するため、外部からヘッドハントされて登場した営業本部長の新方針に対して、「オレの担当する支店は、癖のある顧客が多いので、そんなうまくワークするわけないよ。過去のシガラミってもんもあるし…。」ってブ〜たれてるダメダメ支店長のようでもある。

この手のアマ拒絶宣言あるいは蛸壺篭城宣言って…趣味に合わん。たしかに、フランス哲学なんかだと、誰でも意味不明の戯言を発すれば哲学者や文芸評論家を気取れる可能性がありそうなので、この手の脅しは必要かもしれんが…。
藤崎達哉 2005/07/25(Mon)12:12:00 編集
悲しいかな、この「当たり前」に思えるようなことが「当たり前」として通用しない領域ってのがあって、それはたとえば、藤崎さんが仰っているフランス哲学畑であり、私見ではもっとひろく、哲学思想領域が含まれる、と思います。

宮本さんなんかも多分にこの文言を「当たり前」として受け取らないであろうクチであり、意外と哲学思想に関する知識の伝達可能性とか蓄積可能性ってのは、何でか低く見積もられることが多い。往々にして「哲学者>哲学研究者」って評価だし、「自分の頭で考えたことこそ尊いのだ」とかね。

で、そういう風に思ってる人が、とくにこの文章が掲載された『現代思想』には多そうだし、それに、断片的な抜書きだから「アマ拒絶宣言あるいは蛸壺篭城宣言」って風に読めちゃうかもしれないけど、実際はそうではなく、全体としては「要件はきついかもしれないけど、オモロイからひとつどうよ?」と、「こんちねんたるふぃろそふぃー」の人を誘っている文章なのです。
はやし 2005/07/25(Mon)21:24:00 編集
はやしさん、いつか本当に「基礎論」をやるんなら、自分が乗っかってるありとあらゆる「基礎」(プラットフォームっていう言葉はこの数日で完全に陳腐化されたから使わない。)から一旦降りなきゃならなくなると思うんだ。

本人の意識にものぼってない「秘密の大前提」をその時までに整理整頓しとかないと、・・・
ってお節介焼きのおばあさんみたいだな、やめとこ。

お互い限界を超えて極めようっていうタイプだからその危険はわかる。

&gt;「哲学は問題を解決しようとする営みである」
なんて二度と言わないでくれないか?
宮本浩樹 2005/07/25(Mon)22:22:00 編集
宮本さん

はやしさんもオイラと同じ意見(なわけないか!)だと思うけど…オイラ達がのかっているプラットフォームって…過去の伝統に支えられているし、そこには良き伝統も、悪しき伝統も混在していると思うのです。

だ・か・ら…いったん清算して<やり直してみたい!>とゆ〜思いは誰でもあると思います。それにもかかわらず…イマイチ居心地も悪いし、その欠点もある程度わかっているのに、なぜ、<ワレワレ>は、そのプラットフォームから離れないのか、実はそんなこたぁ不可能なわけです。簡単にいえば、地球に住むのが嫌だ!と言っているようなもんです。

オイラの胡散臭い本にも引用していますが、プラットフォームは<ノイラートの船>なんですよ。
藤崎達哉 2005/07/25(Mon)23:13:00 編集
「問題を発見し、解決する。」ってのは権力の側の発想なんだ。

「哲学者」としてより「革命家」としてそこはヤなんだ。

&gt;いつか本当に「基礎論」をやるなら
なんだけど、そんなこと「真っ当に」やれるワケないんだ。
「俺」程度の「非・真っ当さ」じゃまるで足りない。

&gt;プラットフォームは<ノイラートの船>
なんだったら、ずっとそこで寝泊まりしてればいいじゃん。
知らない間に修理されてて、ずっと快適で・・・
そこで生きて死ねばいいんだ。

俺はいやだ。
宮本浩樹 2005/07/25(Mon)23:38:00 編集
宮本さん

宮本さんが「革命家」とゆ〜自己規定を吐露されてので、オイラはやっと宮本さんを理解できました。これまで宮本さんは「哲学者」であると仰っていたので、オイラなりの意義とゆ〜か違和感を唱えたまです。

さて、「革命家」であるならば、フーコーなんかが20世紀最大の哲学問題とした<権力の肥大化=暴走>に答える必要があるでしょう。反権力の人って…潜在的には最も権力志向ではないかとゆ〜問題です。

下船不可能なプラットフォームから無理して下船しようとすると…たいていバイオレンスの帰着するじゃないでしょうか?
藤崎達哉 2005/07/25(Mon)23:53:00 編集
お、久方に宮本さんの「ええやろ!」が出た! でも、これが出るときって、大抵「よくも何ともないわい!」って感じなんだよねえ。

って、それはさておき、「自分が乗っかってるありとあらゆる『基礎』から一旦降りなきゃならなくなる」という宮本さんの意見に対する返答、おれも藤崎さんと全く同じ意見なので繰り返さない。

「問題を発見し、解決する」=「権力の側の発想」ってのがまずもって分かんないんだけど、細かいことを言えば、おれが言ってるのは「問題を発見し、解決しようとする」だからね。その問題は解決することが原理的に不可能なことなのかもしれない。でも、問題がそこにある以上、どうしたって人はそれを「解こう」とせざるを得ない(少なくとも、「哲学」なんぞに関わっちゃうような人は、そういう気質の持ち主だよね)。どうしてそれが「権力側の発想」なのか?

確かに、問題を見つけたからといって、それを解かなきゃいけない、なんてことはない。うっちゃっておきたい人はうっちゃっておけばいい。でも、それはおれにはできない。藤崎さんは「な〜に大仰なこと言ってんすか!」って言うだろうけど、それはおれにとって、「生れたからには生きていこう」とほとんど同じことで、「生れたはいいけど色々イヤなことだらけでやってられなくって、だから死んじゃう!」っていう選択肢をおれは必ずしも否定しないけど、でもおれは生きてく、ということ。

「何らかのものが依拠している礎を問い直す」という意味での「基礎論」をやるには、「真っ当」にやれるワケない、って、意味不明だな。ただ、それも、宮本さんは「ノイラートの船」を下りることができると思っているから斯様な発言が出てくるんだろうけど、「船を乗り換える」ことは可能でも、端的に「船を下りる」ことは不可能だね。

宮本さんみたいに「ずっとそこに寝泊りしてればいい」と、さも自分だけは「下船可能」な特権的立場を保持できているかのように嘯きながら、その実「ずーっと乗船したまんま」という哀れでもあり滑稽でもあるよりは、「そうあるしかない」という不自由さを甘受しつつ(ということは、自分は乗船しているんだ、ということに自覚的でありつつ)、どーにかこーにかやっていく、って方が、何ぼかマシだな。つーかさ、イヤでも何でも、人は絶対に「どこか」からしか発言できないんよ? 分かっちょるかな?

ほいで、藤崎さんが言ってるのは、「革命家=暴力」ではなく、「下船不可能なプラットフォームから無理して下船しようとすると…たいていバイオレンスの帰着する」ってことだよ? 文章の流れから、「下船不可能なプラットフォームから無理して下船しようとすること=革命」って図式を宮本さんは暗に読み取ったのかもしれないけど、藤崎さんは端的にそうは言っていないし、おれとしてはその読みは採らない。

まあ、「人類という共同体」に賭けるにせよ、「進化した生き物」に賭けるにせよ、宮本さんの考え方では全然ダメっす。特に、後者に賭けるんなら、なおさら。
はやし 2005/07/26(Tue)02:57:00 編集
>革命家=反権力=暴力   なんていうステレオタイプはうんざりだな。たそがれさんにも話した事あるんだけど。ここではやめとこう。

この件ですが、読みようによっては、僕が、宮本さんがどうして流血革命家ではないかという説明をきっちり受けたかのようにも読めるのですが、あの時少なくとも、宮本さんがどうして流血革命家ではないかという説明は一切受けてないです。

一応念のために。
NONAME 2005/07/26(Tue)06:01:00 編集
名前、入れ忘れました。 すいません。 俺も疲れているなあ。
原作たそがれ清兵衛  2005/07/26(Tue)06:04:00 編集
&gt;たいていバイオレンスni帰着するnnじゃないでしょうか?
他の方法を考え付かないなら「革命家」なんて名乗らないさ。

革命家=反権力=暴力

なんていうステレオタイプはうんざりだな。たそがれさんにも話した事あるんだけど。ここではやめとこう。

人類の欲望を再開発し、別様の生き方を選択可能にし、全ての可能な出来事の間の関係の総体であるこの宇宙で、「人類という共同体」か、「進化した生き物」として、か・・・どちらかに賭ける「主体」として、この生を「使う」。

「生かされる。」のではなく、「生ききる。」ために。

ええやろ!
宮本浩樹 2005/07/26(Tue)12:12:00 編集
宮本さんと原作たそがれ清兵衛さんの「革命家」を巡る遣り取りは、以下。

<a href="http


確かにここで宮本さんは、「革命:(全人類の)運命を変え、世界を更新する」と規定しているので、なるほど、「革命」と言えば必然的に「流血」の事態がもたらされること、とは言えない。ただ、翻って言えば、それは「流血」の事態が避けられるという保証も、ない。

とはいえ、原作たそがれ清兵衛さんも、あのときはそれで納得した風だったけど……。
はやし 2005/07/27(Wed)02:16:00 編集
はやしさん、やはり、昔の「私のカキコ」は、「変な意味で凄い」と思いました。クリックしたら、「ドゥルーズ」のコーナーにはやしさんのブログ誕生以来最も低俗な書き込みのあのカラオケの話がいきいなり。 
私は誰かに対して恥ずかしいって・・・・・、分かるでしょう、はやしさん。  ありゃりゃ、彼女(注釈・・はやしさんのブログには未登場の方です)に読まれちゃった。 汗汗汗。

宮本さんとのやりとりですが、直前までは宮本さんが目指すものが、自ら銃を持って殺戮を行う積極的な流血革命くさいと思いつつも、いまいち無血革命かどちらか分かっていなかったんです。その前の書き込みを見て、これはほぼ積極的な流血に違いないだろうと思い、聞いてみたら、「俺は無血だよ」って返事を頂いたので、こりゃ、直前の判断が誤っていて失礼なことを言ったなと思い謝っただけのことですよ。・・・自らの誤解に対しては「黙る」のだけでなく「謝る」のがプラットフォームですから。それだけのことです。
原作たそがれ清兵衛 2005/07/27(Wed)05:50:00 編集
祝!5位入賞。

昨夜、台風上陸の報にもめげず…市ヶ谷で飲んで電車で帰宅していたら。川崎駅でプラットフォームから落ちた人がいたらしく、京浜東北線ストップ。蒲田からタクシーになってしまった。みなさんもプラットフォームから落っこちないように気をつけましょう!
藤崎達哉 2005/07/27(Wed)16:38:00 編集
原作たそがれ清兵衛さん、あの書き込み、そんなに「低俗」ですか? って、マジに受け答えするのも野暮かもしれませんが、結局あれ以来、カラオケに行く機会に恵まれていないので、サイバーダムのカラオケ、試せていません。

それで、宮本さんとの「革命」を巡る遣り取りのことですが、了解しました。というか、若干煽ってみたのですが……。ともあれ、確かに宮本さんは「自分の&lt;革命&gt;が&lt;流血&gt;のそれではない」ということに関する実体的な発言をしているわけではないので、原作たそがれ清兵衛さんの仰ることもむべなるかな、ではあります。
はやし 2005/07/28(Thu)11:19:00 編集
「&lt;分析哲学&gt;4つの規準」、5位入賞果たしましたねえ。この分だと「石原」エントリは抜かすと思うので、期待しながら推移を見守りたいと思います。

で、「プラットフォームから落ちる」、何だかまさに「旬」な感じがしたりもしますが、「多様性」エントリで名前を挙げた東浩紀さんもこの間落っこちてましたねえ。
<a href="http
はやし 2005/07/28(Thu)11:27:00 編集
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