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映画をみていると、既存の曲がとてもうまく使われていることがあって、ある場合には、「うまい」というを通りこして(よきにつけあしきにつけ)「ずるいなあ」と思わされることがあります。その「ずるさ」ってのは、「くさいほどはまっている」というものから、「ここでこれを使うのか!」というものまでいろいろあると思いますが、(いま思いつくかぎりで)ぼくのなかで印象に残っている「ずるい音楽の使われ方がされている映画」は以下のような感じです。ひとつめとみっつめは「くさいほどはまっている」という「ずるさ」、ふたつめは、これはその「ずるさ」自体が話題になったりもしたので、「ああ、あれか」と思う方も多いと思いますが、「ここでこれを使うのか!」という「ずるさ」ですね。(どんな曲がどういうずるい使われ方をされているのかはふせておきますので、どの映画もそれなりにおもしろいことですし、気になる方は実地にたしかめられることをおすすめします)

あと、全体的にクラシック・ロックが効果的に使われている以下の映画も、ある音楽が「ここでこれをこういうふうに使うか?」という(人によってはじゃっかん「あしき」のほうに印象が流れるであろう)使われ方をしていますね。ぼくの奥さんは、その音楽が使われるシーンを見るたび、「ほんとどうなの、これ」と言います。

また、全編ダーク・アンビエントやブラック・メタルが流れる以下の映画も、通常あまりこういう映画と結びつかないであろうあるアーティストの音源も効果的に使われており、映画の雰囲気を逆照射してそのアーティストの音盤を聴きかえしてみるのも一興です。(過去にこの映画の音楽について記事を書きましたが、まだこの映画を見ていない人にいらぬ先入見をあたえないためにも、あえてリンクははりません)ほかにももっと「ずるい音楽の使われ方がされている映画」はあったはずなんですが、いま思いうかぶのはこのぐらいしかないので、とりあえずこれにて。
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