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外国で暮らすというのは、ビザの申請や更新など、いろいろとめんどうな面もあるけれど、機会があるなら一生のうちに一度は(できれば年単位で)経験しておいても損はないことだと思う。とくにカナダは、子どもを産んだり育てたりという場合、おすすめだ。

まず、出産にかかる費用はすべて無料(日本も、あとから申請をすればかかった費用はほぼ全額戻ってくるらしいけど、それでも、最初からただなほうがいいに決まってる)。そして、診察から出産にいたるまで、いい意味でいい加減だったのも、ぼくの性に合っていた。何にせよ、いろんな面(とくに金銭面)で、外国人に対してもすごく太っ腹だなあと感心させられる。たとえば、ぼくも奥さんも育児休暇を取得していたのだけど、そのあいだ、働いていれば得られたであろう額の8割程度が育児休暇手当として支払われ、そのうえ、申請した覚えもないのに児童手当が生まれた月から日本円にして月々1万5千円ほども銀行口座に振り込まれている(これは、子どもが18歳になるまで支払われつづけるらしい)。ちなみに、子どもが生まれた年は、税金の措置もかなり優遇されるらしく、今年は支払った税金をあきらかにうわまわる額が返ってきた。

そしてこれはぼくが住んでいる街にある程度固有のことがらになるけれど、ここカルガリーは近年ベビーブームらしく、どこへ行っても赤ちゃんフレンドリー。とうぜん、どこのトイレも(学校のトイレですら!)男女のトイレにおむつ替え台完備(ただ、男女のトイレにおむつ替え台完備なのはベビーブーム云々は関係ないかもしれない)。また、これはおそらく北米的、あるいはもうちょっと範囲を広げて欧米的対応になると思うのだけど、ベビーカーで公共の乗り物に乗るとドア付近の座席に座っていた人たちが蜘蛛の子を散らすようにぱっと席を立つなど、子持ちの人間に対する周囲の対応も、子育てのうえでの心理的障壁をぐっとさげてくれる。とりあえず、「赤ちゃんを連れていれば少々の無茶は許される」という雰囲気がつよい。(かといって、そういう雰囲気につけこんで無茶をしているわけではないですが)

というわけで、子どもを産み、そして育てるには、カナダはなかなかいい国なので、おすすめです。(ただ、ひとくちに「カナダ」と言っても、諸制度や雰囲気が州によってちがうので(諸制度や雰囲気が州によってちがうというのはアメリカにも言える)、じっさいに行動に移す前に、そこで暮らし子どもを産もうと思っている州の税制等を調べ、できれば本格的な引っ越し前に引っ越し予定地を訪ねてみるといいでしょう)
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コメント
すごいなカナダ!!住む!!
2015/06/03(Wed)01:08:20 編集
おすすめ。
はやし 2015/06/03(Wed)16:05:17 編集
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