旅本 [本]

「人里離れたところに数ヶ月ほどこもる」というわけではありませんが、所用で20日間ほど家を空けることになったので、そのさいに携行する本を選んでいます。現在のところ決まっているのは以下の3冊。

1. David I. Spivak, Category Theory for the Sciences (The MIT Press)
2. Tom Leinster, Basic Category Theory (Cambridge University Press)
3. Paul Taylor, Practical Foundations of Mathematics (Cambridge University Press)

1と2はごく最近刊行された圏論本で、とくに1はひじょうに読みやすく、おまけにほとんどの練習問題に解答が付いているので、自習者にとってありがたい本となっていると思います。2にかんしては、まだぱらぱら眺めた程度なので何ごとかを言える段階ではありませんが、必要最低限のことが手堅くまとめられている、という印象です。3は、「圏論による数学の基礎づけ」といった趣向の本なのですが、ハードカバーで500ページをゆうに超えるボリュームなので携行には向いていないよなあと思えど、家を離れているあいだはせっかくなので圏論漬けになろうと選びました。

あと1冊、何かごく趣味的な本を持っていこうと思っています。