買い本 [本]

おととい書いた買い本エントリの、コメント増補版。

• 九鬼 周造, 九鬼周造全集〈第6巻〉西洋近世哲学史稿 (1981年) (岩波書店, 1981)

• 九鬼 周造, 九鬼周造全集〈第7巻〉西洋近世哲学史稿 (1981年) (岩波書店, 1981)

これは、けっこう持っている気配も濃厚なのだけど、安かったので押さえておいた（アマゾンの古書価でも知られるとおり、上下揃いで1万円を超えることもある）。最近の哲学史本よりもむしろ勉強になりそうな部分があるので、文庫化するなりしてもっと手に入りやすくしてもいいのではないかと思う。

• 相良 亨・他編, 講座 日本思想 (3) (東京大学出版会, 1983)

講座・日本思想「秩序」の巻。しょうじき、他の巻のほうがおもしろそうではあるのだけど、以前からちょっと気になっていた講座ものではあるし、そして何より安かったので。

• 野家 啓一・他編, 岩波新・哲学講義 (7) (岩波書店, 1998)

アマゾン書誌情報では野家さんが編者筆頭にあがっているけど、この巻はじっしつ井上の達ちゃん（とおれはよくこのように親しげに書いているけど、じっさいは一面識もない。ただ、その書きものには、なぜだかこう親しく呼んでしまいたくさせる「何か」が潜んでいる）の「疑似講義」に、嶋津（格）さんやら森村（進）さんやらの書きものが寄り添う、といった塩梅。

あらゆる場所に花束が… 中原 昌也 (新潮社, 2001)

これも、持っているような気がするのだけど、安かったので（そればっか）。

紫苑物語 (講談社文芸文庫) 石川 淳 (講談社, 1989)

これは、ここで掲げた講談社文芸文庫版はかくじつに持っているのだけど、ちゃんとした版を持っておきたかったので。それに（以下略）。

フッサール・セレクション (平凡社ライブラリー) エトムント フッサール (平凡社, 2009)

アメリカでその刊行を知ったときから気になっていたのだけど、帰国して本屋で立ち読みしたら、フッサールの書きもののテーマ別抜粋集という感じで、気楽に読めそうだったので。でも、書誌情報を見ると、「世界の大思想」から出ていたもののリイシューということで、となると、持ってるような……。