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1枚聴くごとに更新していきます。


 A Colour for Autumn
Lawrence English
(12k, 2009)

ローレンス・イングリッシュはどれを聴いてもそれなりのクオリティのものを聴かせてくれるが、今作はそうした安定したクオリティの作品群のなかでも、けっこうな上位にくるものなのではないだろうか。それは、うまく言えないが、「べつにイージーリスニングだっていいじゃん」みたいな吹っ切りがどこかにあり、ゆえに、うまい具合に俗っぽいところが作品に融合できた、そういうことのようにも思う。音盤はまだアマゾン日本では買えないようなのでワルシャワにリンクを張っておくけど、iTunesストアでけっこう安く買えるので(物理的に買うのの、だいたい半額ぐらい)、個人的にはそちらのほうがおすすめ。


 1897
Seaworthy
(12k, 2009)

上記と同じく12kもの。そして、これまた上記と同じくiTunesからディジタル形式でダウンロード購入可。で、音的には、茫漠とした弱音ドローンの部分はなかなかよいのだけど、ギターが入っている部分はちょっといただけない(ただ、8曲目のそれは、けっこういい)。ローレン・コナーを1000時間ほど聴いて出直すべし。


 Pram Town
Darren Hayman
(Acuarela, 2009)

わるくはないんだけど、とりたてて評価するにはおよばない、そんな感じ。


 The Nest and the Skull
Ultre
(Audiobulb, 2009)

ていねいに作りこまれた良質のニカだと思うけど、何かが足りない。


 Hollywood
Circle
(Ektro, 2008)

1曲目から、「サークルってこんなきらびやかなポップロックをやるバンドだっけ?」というメジャー感満点の音におどろかされたけど、ひるがえって思いかえすに、アルバムごとにあの手この手の彼らのことでもあるし、それに、以前もこういうメジャー感あふるるやつをぶちかましたことあったよな、と得心。でも、やっぱりおれはMiijardみたいなやつが好きだな(あと、ブラックメタルっぽいやつもあったような気がするんだけど、タイトル忘れた)。

追記
曲が進むにつれ、ものすごいメタル度になってきた。とくに、4曲目がすごい。もう、「これマジでやってんのか?」と疑わされるぐらい。つうか、これ、けっこう前に買ったような気がするんだけど、ぜんぜん聴いてなかったんだな。なんか、そういう音盤が多いような気がする。


 The Length of the Rail
The Balky Mule
(FatCat, 2009)

これはかなり淡々とした感じで、書きものをしながら聴いたので聴きながす体になっちゃったけど、ちゃんと向かい合って聴くとけっこうよいんじゃないか、という気がする。


 Engaged Touches
Celer
(Home Normal, 2009)

この人たちの音源は過去作を聴いたことがあり、いいな、と思った覚えがあるので、上記リンク先からダウンロード購入。で、いかにもありがちっちゃありがちだし、ちょっと情緒に流されすぎなきらいもあるけど、個人的にはそういうのはひじょうに好みなので、今作も気に入りました。電車が通りすぎる音のループも心地よい。


 Details Not Recorded
Glen Johnson
(Make Mine Music, 2009)

地味であること自体に問題はないんだけど、いかんせんフックにかけすぎる。ジャケの感じとか、ちょっと曲者ぽい風味が漂っていて、やや期待してたんだけどな。まあ、何曲か気に入った曲もあるので、よしとしよう。


 The United Colors of Trouble Books
Trouble Books
(Own, 2009)

これはねえ、上でいくたびか言われたような瑕疵、つまり「地味」だとか「フックに欠ける」だとかとはちがう意味でおしいんだよねえ。つまり、派手すぎる。1曲目のひたひたした感じはすごくよくって、そういうひたひたさ(って、分かりにくいね、この表現)がアルバムを通して持続してれば「これはいい!」だったんだけど。いや、ほんと、音楽ってむずかしいです。


 In Monstrous Attitude
Dufus
(ROIR, 2009)

これはかなりおすすめ。ワルシャワの紹介文ではビーフハートとかザッパとかが引き合いに出されてて、それはそれで分からないんでもないんだけど、それよりもっとストレートな感じで、そのストレートさがぎゃくにこわい、というか、そんな感じ。というか、もっと適当な参照先があるはずで、それを思い出そうとしてるんだけど、思い出せない。朗々と「いい声」でうたいあげるその感じは、アレアのストラトスなんかを髣髴とさせるんだけど、そうじゃなくって、もっとメジャーな人で……ああ、もどかしい。ちなみに、おれはiTunesで買ったんだけど、インナーを見ちゃうと物理的実体を有するかたちで買ってもよかったかな、とも(いや、iTunesで買ってもインナーは付いてくるんだけど、インナーを画面で見るってのは、何かちがうと思う)。

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コメント
今、”Hayashi”を試聴してみた。
Sita URL 2009/03/29(Sun)17:21:58 編集
"Hayashi"ってもしかして、Last.fmのページだと、ヒップホップっぽい(と言っていいのか、じっさいよく分からんけど)書き文字で"Hayashi"って書いてある人? おれはその書き文字だけで敬遠しちゃって聴いてないけど、同じ苗字のよしみで聴いてみるかな。

って、ぜんぜんちがったりして。
はやし 2009/03/29(Sun)17:31:50 編集
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