採点も半ばを過ぎて [雑]

いや、べつだん中島らもが好きってわけでもないんですが¹、先般から従事している論理学初歩のテストの採点が半分ほど終わったので²、現時点でのざっくりとした感想なぞ。

まず、これは前回の採点時にも思ったことですが、「答案の書き方がきれいな人ほど、点数が高い」という傾向が如実にありますね。とはいえ、べつにこれは、「字のきれいさ」ということとはさほど関係なく（まあ、まったく関係ないわけでもないんですが）、ごくごくたんじゅんなことで、答案の書き方がきたない人は、証明木を書くときに、そのきたなさゆえに自分で書いた証明がちゃんと追えず、結果まちがってしまう、ということが、答案がきれいな人ときたない人の点数差の大きな要因になっている、ということだと思います。そして、こと話を証明木にかぎれば、「きれいな（≒読みやすい）証明木を書く」というのは、もっぱら練習量の問題で、要は、「勉強している人はそれなりに点が取れる」という、ほんとうに当たり前のことに過ぎないわけです。

ただ、問題は、そういう「当たり前」のことも、じっさい身を以て体感しなければ（＝テストを受けてひどい点を取り、しかるのち「ああ、やっぱり勉強しなければだめなんだ」と思わなければ）、それこそ「身に付かない」ということでしょうか。

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1 とはいえ、あえて好きかきらいかの二分法で語れば、あきらかに「好き」のほうに参入すると思うけど。その死にざまも含めて。

2 「前回に比べて相対的に出来がよいので、部分点の算出をしなければならず、採点がたいへん」と言いましたが、その分、ドロップアウトした人が相当数いるようで、結果、総体的な「たいへんさ」としては前回よりもむしろ楽かも、です。