[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
やった! 1ヶ月Boing Boingやり続けたぞ!
で、これからどうすっかねえ。
欲深きDRMベンダ
"Open Mobile Alliance"っていう携帯電話用DRMがあるんだけど、携帯1台あたりコストが1ドルなのね。んで、2004年度の携帯販売数が6億8,400万台。てことは、このDRMを積むのにかかったコストは6億8,400万ドルとなるんだけど、デジタル音楽市場ってのが全体をあわせても6億8,400万ドルいってないぐらいの市場規模らしいのよ。「権利を守るために」導入されたものが、権利から本来生ずるのを大きく上回る額を食いつぶしてんだから、これってやっぱりおかしいよねえ。
市場はDRMに敵対的ではない?
Sony BMGのお偉い方はそう言うらしいんだけどねえ。でも、そういう風に言う根拠となるレポートを実際に見てみると、とてもそうは言わないってことが分かる。
で、そのレポートの抜粋。
普通のCDと、5ドル安く値付けされたコピーワンスCDのどちらかを選ばせると、リッピングしない人たちの33%、リッピングする人たちの27%がコピーワンスの方を選んだ。
って、つまり裏を返せば、いくら安くしても3分の2の人たちはコピーワンスCDを買わない、ってことだよね? だったらどうして「市場はDRMに敵対的ではない」なんて言えるのか。
科学的に言って、「たった1本でも蝋燭を点けた方が良い」のはいつか? また、「暗闇を呪った方が良い」のは?
って、極めてよく分からんキャプションですが、あっちに「暗闇を呪うより、たった1本でも蝋燭を点けよう It is better to light a candle than curse the darkness」っていう諺みたいのがあるんですね。んで、昨年オライリーからHacksシリーズの1冊として出たMind Hacks のサポートブログで、「この諺は、ほんとにそうか?」ってことを科学的に検証しています(結論を言うと、人間には暗視能力があるので、この諺には「ちょっと待ってみて、目が暗闇に適応できなかったら」という枕をつけるべき、っつーことみたいです。それより何より、このMind Hacks 、すげー面白そう。
堕落した役人がマイクロソフトに金で買われ、ヨーロッパ・ソフトウェア特許は再び始動する
先頃お伝えしたように、一旦は棄却されたEU商圏へのソフトウェア特許の導入案が、再び復活。その裏には、欧州委員会内での政治抗争と、産業理事会の人間がマイクロソフトに買われた、という2つが大きな要因としてあるみたいです。主だった反対派であるFFII(Foundation for a Free Information Infrastructure)のページを一度見てみてください。
KGBのロンドンガイド
極めておもろそうなブツが公表されました。要は、冷戦時代にイギリスに送り込まれていたソ連のスパイ向けの案内書みたいなんですが、「サウス・ケンジントンは密会にサイコー」とか、「ケンジントン・ガーデンにあるピーターパン像は待ち合わせ場所に好適」とか、そういう秘密の場所が満載、みたいです。残念ながらネット上で読める形にはまだなっていないみたいですが、現物はこんな感じみたいです。
コスタリカの電話会社、VoIPを違法に
まあ電話会社の独占を維持するため、ってことでしょうけど、通っちゃいそうだなあ、この案。
ゲップはともかく、ほんとにハエ取れんのかね? お買い上げはこちら。 |
Grokster裁判に関して出された、コンピュータ科学者17人の法廷助言
今現在、米最高裁で争われているGrokster裁判ですが、それについてコンピュータ科学者17人が連名で法廷助言を出しました。以下全文。
この助言書は、原告側(すなわち、映画産業、音楽産業)および原告側法廷助言者より出された、コンピュータ科学に関わるいくつかの事柄について、裁判官の方々の注意を喚起しようと、また原告および原告側法廷助言者の技術的発言に見られる誤りを正したい、ということで書かれました。第一に、インターネットのデザインについての政府側の記述は間違っています。P2Pというのはネットワークのデザインとして新奇なものではなく、まさにその上にインターネット自体が築かれるというようなものなのです。第二に、P2Pのような、エンドユーザ側のマシンで処理が行われるというネットワークデザインは、ネットワーク側で処理(たとえば、フィルタリングなど)を行わせようとするよりも好ましいものです。なぜなら、デザインとしてP2Pの方が牢固で効率的ですから。第三に、分散ネットワークをデザインすることは困難なので、P2Pネットワークデザインにおける進歩(これにはBitTorrentや、GroksterやStreamCastが使うレスポンデントソフトウェアも含まれます)は、NSFが出資しているIRISプロジェクトのような次世代P2Pの発展にとって決定的に重要です。第四に、「フィルタリングソフトでうまくいく」という原告側の主張は間違っています。というのも、ユーザにフィルタリングソフトをインストールすることを強制できないだろうし、よしんば強制できたにしても、ユーザは抜け道を見つけてしまうでしょう。そして最後に、「権利侵害者の匿名性が法的アクションを難しくしている」という原告の発言ですが、実際は、原告は簡単にIPアドレスを取得することが出来るし、そうであれば権利侵害者に対して法的アクションも起こせるはずです。権利侵害に対して打つべき他の手があるのに、原告はテクノロジーの進歩を阻害する処方箋を求めている、ということを、判決に際して考慮願いたい、と思います。
また、コンピュータ科学者17人は、以下の通り。
Harold Abelson (MIT), Thomas Anderson (U. Washington), Andrew W. Appel (Princeton), Steven M. Bellovin (Columbia), Dan Boneh (Stanford), David Clark (MIT), David J. Farber (CMU), Joan Feigenbaum (Yale), Edward W. Felten (Princeton), Robert Harper (CMU), M. Frans Kaashoek (MIT), Brian Kernighan (Princeton), Jennifer Rexford (Princeton), John C. Reynolds (CMU), Aviel D. Rubin (Johns Hopkins), Eugene H. Spafford (Purdue), and David S. Touretzky (CMU).
不可視シールド
ペンシルヴァニア大の研究者が「不可視シールド」を作成した、とのこと。これは「プラズマ・スクリーン」を張ることで、物体に届く光を遮断し、その物体を「不可視」にする……ってあるんだけど、News@Natureの元記事を読むとですな、"possible only for microscopic objects"って書いてある! 羊頭狗肉、だな。
TVタイプライターを作ろう!
オライリーから出ているエレクトリックDIY誌MAKE のご先祖とも言えるRadio-Electronics の1973年9月号に「TVタイプライターを作ろう」という記事が載っていた、とのこと。物好きな方はどうぞ。
左の写真、マイケルではなくエドワード・モスという、「マイケル・ジャクソンそっくりさんコンテスト」で見事優勝し、今では「マイケルのそっくりさん」としてテレビにまで出ちゃってる人なんですが、その変身の様子がこちら。でも、本人からしてすでに作り物みたいな顔なんだから、がしがしに作りこめば誰でも似ちゃうような気も。 |
いかに「恐ろしい」ものか、というのは、左のスチルを見てもらえればほぼ分かると思いますが、もっと恐ろしい思いをしたいあなたにはヴィデオも用意してあります。どぞ。 |
イラク戦争の映像とランボーのマッシュアップ・ヴィデオ
四の五の言いません。見てください。
アメリカ人とイギリス人の「笑顔」の違い
アメリカ人は写真を撮るとき「とめいとぉ」って言うけど、イギリス人は「とまぁとぉ」って言う……って、よく分かんないよね。もっと描写的に言うと、イギリス人は唇を後方上に引っ張り下の歯を見せるけど、アメリカ人は唇を開き口の端を引っ張る……って、これでもよく分かんないや。要は、下の歯を見せるか否か、ってこと?
アンハッピー・バースデー
「ハッピー・バースデー」ってのは元々、ミルドレッド・ヒルとパティ・ヒルっていう姉妹によって19世紀末に書かれた曲なんだけど、何と未だにタイム・ワーナーが著作権を保持しつづけてるんだよね。だから、公共の場で「ハッピー・バースデー」を勝手に歌うのはアウト、なんだ。で、そういうバカげた状況をどうにかしようと、「アンハッピー・バースデー」というページが立ち上がった! んで、どうすっかって言うと、ASCAP(米国作曲家・作家・出版者協会)に、ほとんど嫌がらせみたいな手紙を送りつける、って感じのことを提案してんだけど、どうなのかねえ、これ。
ファイル交換容疑の男、獄中で死す
オスカー賞映画のファイルをシェアリングしていたとして拘留中だった男が、独房で死体となって発見された。このことについてDefamerは次のように語っている。
師ジャック・ヴァレンティ(全米映画協会前会長)の下で「海賊ハンティング」の技を学んだダン・グリックマン全米映画協会現会長は、ついに人の生死をも決する力を手に入れた。……
何か、恐ろしいね。
「プラスティネーション」というのはご存知のように、死体を特殊加工して「固形化」する技術のことだけど、このプラスティネーションを施された死体を用いたBody Worlds っていう展覧会がかなり好評なようです。日本でも同様の展覧会が開かれ、それも評判がよかったみたいだけど、ちょっと先にあげたリンク先のページを見ても、これはそれ以上の「やらかし」具合だな、という感じ。 |
Beatles/Batmanマッシュアップ
バットマンのテーマを、ビートルズ「タックスマン」、サファリ「ワイプ・アウト」、インターポル「PDA」ってところとマッシュアップ。mp3(5.3MB)ファイルはここです。
どーいうつもりなんでしょ? ま、おもろいからいいけど。 |
ここで思いっきり堪能できます。
1960年代にタルサにあった、とのことなんだけど、保存とか平気だったんでしょうか? |
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
音
雑
虫
技術
『スペクタクルの社会』を読む
ドゥルーズ講義録
電波
趣味の数学
趣味のゲーデル
『プリンキピア・マテマティカ』を読む
自己紹介もどき
ブログペット俳句
芸術一般
言語ヲタ
お客様
GRE CS
留学
Boing Boing
映画
ちょっといい話
かなりダメな話
魂の叫び
哲学と数学
論文
引用
「いい」とも「ダメ」とも言いがたい話
悲喜こもごも
証明論
ポエム
書物への呪詛
言わずもがななことではあるけれどときに忘れてしまうこと
何か無駄なことをしよう
日々
趣味の勉強
夢
ブログの記事
翻訳
勉強
不眠
文房具
ライフハック
育児
thayashi#ucalgary.ca
(#を@に置換してください)
このブログで紹介したことのある本をランダム表示。
このブログで紹介したことのある音をランダム表示。