借り本 [本]

昨日のいんちきエントリのつづき。

最近、論文執筆関連その他の「ねばならぬ」で読まねばならぬものが多すぎて、いきおい、買ったり借りたりする本の総量も少なくなっていたなか、「ねばならぬ」関連でのことではあれど、昨日ひさかたに借り本をしてきたので、いちおうメモ。

Kant and the Exact Sciences Michael Friedman (Harvard Univ Pr, 1994)

今現在カントを語るのに避けては通れないと思われるのに、なぜだか翻訳が1冊も存在しないフリードマンの『カントと精密科学』（ふと思いたって、このフリードマン以外にも「今現在カントを語るのに避けては通れない」と思われるガイヤーとかアリソンも和書検索してみたけど、それらしきものは1冊もなし）。おれにとってとりあえず必要なのは第2章「数理科学における概念と直観」だけなのだけど、よゆうがあればすべて読んでしまいたいところ。

The Idea of Phenomenology (Husserliana, Edmund Husserl Collected Works, 8) Edmund Husserl (Kluwer Academic Pub, 1999)

いよいよ読まないわけにはいけなくなってきたフッサール。もちろん、最終的にリファすべきは『論理学研究』やら『イデーン』やらではあるのだけど、とりあえず「助走」として、この短い講演録を、英語で。つうか、英語版、何でこんな高いんだ？　とうぜん、翻訳あり。