買い本借り本 [本]

今日も多忙につき、ごくかんたんに。

借り本

Cigarettes Are Sublime Richard Klein (Duke Univ Pr, 1995)

翻訳が出たときから気になっていた本を、やっとこさじっさいに手に取ることができた。いくつかのレヴューを見て推測するかぎり、煙草に対するロマンチシズムがちとつよすぎるように思えるけど、ともあれ、おもしろそうな本です。

Truth and Other Enigmas Michael Dummett (Harvard Univ Pr, 1981)

重要な本ではあるけど、日本で所有していることもあり、かつ、参照箇所もわずかなので、買わずに借りてすませよう、という魂胆。抄訳あり。

買い本

The Book of Memory: A Study of Memory in Medieval Culture Mary J. Carruthers (Cambridge University Press, 2008)

The Craft of Thought: Meditation, Rhe and the Making of Images, 400-1200 Mary Carruthers (Cambridge University Press, 2000)

The Book of Memoryのほうは、日本に旧版があるのだけど、つい最近新版が出たということで、買い。「書物＝記憶の外部化⇒やっきになって記憶する必要の低下」という通念に「書物＝記憶の補助装置＝記憶を助けるものとしての書物」というスキームをぶつける。（ちなみに、旧版を底本とした翻訳があり）

The Craft of Thoughtは、上述のThe Book of Memoryの続編と位置づけられるもので、ともすればきわめて「受動的なもの」として受けとられがちな「記憶」というものの「創造的側面」を扱う。