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ぞぞぞっと。
Ghosts of the Great Highway Sun Kil Moon (Jetset, 2003) |
ニューアルバムがびみょうに売れているらしいサンキルムーンのデビュー作。で、これの首謀者であるマーク・コゼレクのメインバンド(という位置づけでいいんだよな)のレッドハウスペインターズにも言えることですが、このサンキルムーンも「なぁんかもうひとつ足りないなあ」という感じ。ただ、全曲モデストマウスのカヴァーであるTiny Cities は、ちょっとチェックしてみたい。
It’s Not Something But It Is Like Whatever Errors (Rock Action, 2008) |
ジャケから思いえがいていたのよりもずっと端正な音像で、じゃっかん肩すかしなところがあったけど、いわゆる「ポストロック」的な音に、ところどころ80s的(というか、びみょうにすっとこどっこいなエレクトロ風味)な感触を入れてきており(1曲目のクラップの入れ方とか)、それは高感度アップ(ただ、8曲目はさすがにやりすぎなのではないだろうか)。
Metamorphic Reproduction Miracle Christ. (Benbecula, 2003) |
クライストの、どうしてもバットホールのこれを思いうかべざるをえないジャケの、1stフル。さっき調べるまでぜんぜん知らなかったんですけど、クライストってボーズオヴカナダの人がやってるんですか? そう言われてみると、BOCのやや暗めでアブストラクトな部分をぐーっと引きのばした感じ、とも言えるかも(いや、あえて言えば、ですが)。
Arundel Matt Bartram (Drifting Falling, 2008) |
エアフォーメイションの人によるソロ作ですが、これはエアフォーメイションに負けじ劣らじな正統派シューゲ。つうか、エアフォーメイションって、しょうじきあんま音が思いうかばなかったりするんですが、それよりももっと「とおい感じ」がして、よろしゅうございます。ただ、惜しむらくはヴォーカルで、キーがもうちょっと高いか、それか、デイヴィッド・ゲッジ(ウェディングプレゼント)みたいにぼそぼそしてるかだったら、もっとよかったです。つうか、聴いてるうちに、「シューゲ」と言うより、フライングソーサーアタックのような気がしてきました。
Air Formation Air Formation (Drive-In Records, 2000) |
つわけで、上記マットバートラム率いるエアフォーメイションの1st(だと思う)。これはたしかに、「もろ」と言ってもいいぐらいシューゲってますが、ちょいパンチにかける、かな。マットのソロ作のほうが、ぜんぜんいいです(と書いて、ディアハンターとアトラスサウンドのことを思いだした。このペアも、ソロ作、つまりアトラスサウンドのほうが、ぜんぜんいい)。
By Hearts + Horses Park Avenue Music (Clairecords, 2008) |
これは、けっこういいです。Clairecordsってことですが、そのレーベル名から想像されるよりも、いわゆる「音響系」っぽい感じがかなりつよいです(つうか、さいきんクレールはそういう感じ、なのかな?)。でも、「ああ、やっぱりクレールの音だわ」と思わされる瞬間もやっぱりあって。それはそうと、なにゆえにアマゾンJPではCDの販売はなし?
The White Ox Unwed Sailor (Burnt Toast Vinyl, 2006) |
はじめて聴いたんですが、これは一言で言ってしまえば、「ちょっと暗くなったトリステザ(ヴォーカル入り)」です。初期のやつはもっと疾走感があり、かつ完全インスト(なのかな?)らしいので、「ぽさ」はよりつよいのではないかと。それはそれで、聴いてみたい。
Despondent Transponder Fleeting Joys (Only Forever, 2007) |
これも(も?)シューゲ、と言うか、反則なぐらいに「もろMBV」でございます。ながらく品切状態だったものがこのたび(つっても去年)再プレスされたらしく、それに乗じてめでたく落掌。ただ、まあ、これ聴くんだったら本家のほうを聴いちゃうかも……って、いやいや、本家が好きなら、これもじゅうにぶんにたのしめること請け合いです。
Sleep at Your Own Speed Butcher the Bar (Morr, 2008) |
何か、ねっとりした感じのものがつづいていて、すこし疲れてきてしまったので、たぶん朴訥であろうとの期待をこめて、Morrからのこれを。で、いや、これは予想以上に朴訥でした。ほとんど(というか、ほぼまったく)エレクトロ要素はなし。わるくないけど、大絶賛!ってんではないな。
Everybody Loves... Bobby & Blumm (Morr, 2008) |
Sack und Blummやソロ作でおなじみのF.S.ブルムが、Bobby Babyという女性と組んだ1枚。「さいきんMorrのもん聴いてないなあ」ということで、うえのBTBとあわせて入手。これも、BTBと同様、エレクトロニクス要素はほんとうに「ほんの味付け」程度で、基本はBBさんのヴォーカルと生楽器、て感じです。BBさんの声質はけっこう好みだったので、うえのBTBよりたのしめました。
Pulse Mint (U-Cover Minidisc) |
BTB、B&Bと、「しっとりした」というをこえたしずかなノリがつづきたので、ここらですこしアッパーな感じのものをと、U-Coverのサブレーベルで3インチCDばかりをリリースするU-Cover Minidiscから、それなりにあたらしめなこれを。こいつは、いきおいはありつつもうるさくなく、そしてどこかさびしげな感じもあり、ひじょうによいです。ミントのほかのリリースもそうだけど、このU-Coverの3インチCDシリーズも集めてしまいそうで、こわい。ちなみに、ミントはKahvi Collectiveというネットレーベルからもリリースがあり、ライセンスがいずれもCCなんで、ただで聴けます。
Trinity Aidan Baker/Leah Buckareff/Nadja (Die Stadt, 2008) |
さて、今日の締めは、この、ナジャの「単品」、つまり、エイダンベイカー、およびリアバカレフのソロと、ナジャ本体の都合3曲が収められた1枚で。エイダンの、どこか「光」を感じさせる演奏から、リアの不定形にうごめく演奏を経て、ナジャで爆発(つうのはじゃっかん大げさ、かも)、といった具合。いつもながら、よいです。
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