借り本買い本記 [本]

きのう図書館に本を返しに行ったときについでに借りた本とか届いた本とか。

まずは借り本。

• Alvin Plantinga, God and Other Minds, Cornell Univ. Pr.
  ゲーデルのontological argumentについてのペーパー執筆のために。第2章と第3章がontological argumentを扱っており、ontological argumentの歴史を振りかえりつつ、自身の考えを述べる、といった感じ。それほどフォーマルな書きぶりではなく、ちょくせつにゲーデルの証明と引き比べることはむずかしいそうだけど、いちおう読んでみよう。
  
  
• William Gibson, Spook Country, Putnam
  昨年の8月（かな）に出たギブスンの新作が、やっとこさ図書館で借りられるようになっていたので。おれがいままで、ギブスンは「ぬめっ」とした文体の作家である、という印象を持っていたんだけど、この本の文体は乾いた感じがする。とはいえ、全84章（！）中の1章をいいかげんに読んだだけなので、総合的に言ってどうなのかは、まだまだ未知数、です。
  
  

おつぎ買い本。

• Christoph Menke, The Sovereignty of Art, MIT
  カント美学についてのペーパー執筆のために。副題が「アドルノとデリダにおける美学的否定性」というもので、カント云々はべつにしても、なかなかおもしろそうであると思ったので、購入。
  
  
• B. Gaut and D.M. Lopes (eds.), The Routledge Companion to Aesthetics, Routledge
  これも、カント美学についてのペーパーのために。とはいえ、この本も上述『美学の至高性』と同様、カント云々とは関係なしに、手元に置いておいてもいい本であると思われたので、購入。