買い本 [本]

　

• Mark Ronan, Symmetry and Monster, Oxford
  プラナリア本がらみで岩波のページを見ているときに、この本の訳本が今月出ることを発見。原著が出たときから気になってはいたのだが、どうも数式含有率が低いような気がしてパスしていた。あらてめて調べてみると、ペーパーバックで安いし、いっとくか！ということで購入。で、「モンスター」ってのは何か……ということについては、説明しだすと泥沼なのでほうかむりしておく。要は、196883次元上にある位数808017424794512875886459904961710757005754368000000000の対称群、でございます。時間とやる気さえあれば、自分の理解を深めるためにも、モンスターについて何か書きたいな、とは思う。
  
  
• H.R. Maturana and F.J. Varela, The Tree of Knowledge, Shambhala
  ルーマン読書会の「補講」として、オートポイエーシス概念についてきちんと押さえておこう、ということになったので、そのために。もちろん邦訳あり。で、今回あらためてこの英訳本を見て気づいたんですが、文庫版も2色刷り、でしたっけ？　ともあれ、ここいらに関してはいろいろ文献を仕入れたので、たのしもうと思います。
  
  
• Immanuel Kant, The Critique of Jedgement, Prometheus Books
  先般からしつこいくらいに何度も言っているように、カントの美学について何か書かなければならないので、「いちばん読みやすい英訳」と言われるバーナードのこの英訳を入手。これは、図書館で借りてはいるんですが、やはり書込みしたりページをひっちゃぶいたり（！）したりしたいので、そんな高いものでもないので（というか、安い）買いました。さいきん、セイゴオばりに本に書込みしたり、さらには本を解体したりということにあまり抵抗がなくなってきたので、ありがたいかぎりです。
  
  
• Robert Dimery (gen. ed.), 1001 Albums You Must Hear Before You Die, Universe Pub.
  死ぬまでに聴いておきたいアルバム1001枚。もう、このタイトルだけで説明終わり、でいいんですが、このシリーズが終わったあかつきには、この本に載っているもので聴いたことのあるものをじゅんじゅんにレヴューしてもいいかな、なんて（やめとけって）。ちなみに、扱われている範囲は1955年のフランクシナトラ（！）In the Wee Small Hours から2005年のホワイトストライプスGet Behind Me Satan まで、となっております。つうか、ホワイトストライプスなんて、べつに「死ぬまでに聴かなきゃ」ってほどのもんでもないだろ、とかさっそく思ってしまうのだが……（シナトラは、「イメージ思考」に侵された人たちが、まさにその「シナトラ」という名前がもたらすイメージゆえにじっさいに聴かずに済ませているように思えるので、こういうふうに取りあげる価値はある）。