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各ゼミのために読まなならんものリスト。自分を鼓舞するために記す。なお、いくつかのものはすでに読了済みで、それらについてはかんたんな感想を書いておく。
- カントゼミ
- Dieter Henrich, "Kant's Notion of a Deduction and the Methodological Background to the first Critique " in Eckard Förster (ed.), Kant's Transcendental Deductions, Stanford
これは読了。カントの「帰納」概念を、カントの時代のコンテクストに置きなおし、そのうえで帰納概念を軸にしたカントの方法論について略述する。ひじょうによくまとまっており、かつ、示唆的な論文であったので、別途これについてエントリを書けたらな、と思う。 - Ch. 1 of Jean-François Lyotard, Lessons on the Analytic of the Sublime, Stanford (Trans. of Leçons sur l'analytique du sublime, Galilée)
これは、遠い昔に読んだことあり(何度か言ったことがあるが、おれはけっこうリヨタールは好きなのだ)。ただ、内容はびっくりするぐらい覚えてないので、ほとんど初読に近い。リヨタールは初期の美学論なんかも読みかえしたいものだ。
- Dieter Henrich, "Kant's Notion of a Deduction and the Methodological Background to the first Critique " in Eckard Förster (ed.), Kant's Transcendental Deductions, Stanford
- 倫理学ゼミ
- John Rawls, "Classical Utilitarianism" (Excerpt from his A Theory of Justice, Harvard. Also available in Consequentialism, Blackwell)
ロールズの有名な功利主義批判。いちおう読んだけど、批判の射程がいまいちよく分からない。これは、おれがどちらかと言えば功利主義に好意的だからであろうか。 - Peter Railton, "Alienation, Consequentialism, and the Demands of Morality" in Philosophy and Public Affairs, Vol. 13, No. 2
ロールズの功利主義批判に対する反批判。まだ読んでない。先生は"A really good paper"と言っていたけど、とにかく長い(40ページ)。ので、いまいち手をつける気にならず。
- John Rawls, "Classical Utilitarianism" (Excerpt from his A Theory of Justice, Harvard. Also available in Consequentialism, Blackwell)
- 宗教哲学ゼミ
- Norman Perrin, What is Redaction Criticism?, Wipf and Stock
本まるまる1冊。もちろん未読。ただ、それほど長いものではないので(ビブリオ込みで100ページに満たない)、「本まるまる1冊」という響きから想定されるようなキツさはない、と思われる。つうか、この宗教ゼミは、毎週かならず1冊何らかのcriticism関連の本を読み、それについてペーパー(おもに、その週に読んだ本が扱っていた方法論を、じっさいに福音書に適用してみてどうだったか、について)を書かなくてはいかんので気が抜けない。
- Norman Perrin, What is Redaction Criticism?, Wipf and Stock
- それ以外、つまり自分の研究
- Introduction of Ralf Krömer, Tool and Object, Birkhäuser
- Ch. 8 of J.L. Bell, Toposes and Local Set Theories, Oxford
両方とも「カテゴリー論の哲学」のために。Krömer本はextensiveにカテゴリー論の哲学(と歴史)を扱った本なので、どこかで時間を見つけて一気に読んでしまいたい。Bell本は、哲学に特化した本ではなく、むしろカテゴリー論と論理学のinterplayに関するテクニカルな本なのだが、最終章でそうしたinterplayの哲学的implicationについてふれている。Bell本の該当章はすでに読んであるので、まとめを書けたら書こうと思う。 - Richard Tieszen, "Gödel’s Philosophical Remarks on Logic and Mathematics" in Mind, Vol. 107 (425) (Also available in his Phenomenology, Logic, and the Philosophy of Mathematics, Cambridge)
『ゲーデル著作集』の書評という体裁は採っているのだけど、実質「ゲーデルの数学の哲学観について」とでも言える論文になっている。あまりあらたな発見があるとは思えないが(!)、いちおう読んでおこう。
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