気になる本 [本]

昨日、新宿ブックファーストで、いつもはあまり見ない日本思想（と言うのかよく分からないけど）の棚を見ていて、「へえ、こんなのが出てるんだ」という程度には気になった本。

• アンドリュー・E・バーシェイ, 近代日本の社会科学, NTT出版
  カルフォルニア大の日本近代史研究者による、丸山眞男・宇野弘蔵論。丸山眞男にしろ宇野弘蔵にしろ、日本国内だと褒めるにせよ貶すにせよ、それら発言には何か中立的ではないにおいがかぎとれるような気がするので、外国人研究者によるこのような本は、ちょっと読んでみたい。
  
  
• 大嶽秀夫, 新左翼の遺産, 東京大学出版会
  新左翼の遺産……何か「負の遺産」以外のものがあるんでしょうか？
  
  
• 布川充男, ザ・一九六八, 白順社
  布川充男と言うと『聚珍録』の印象しかないのだが、なるほど、「天才的ガリ切師」だったりしたのか。これはおもしろそうだ。読んでみたい。
  
  
• 佐伯守, 哲学のパロール, 萌書房
  西田幾多郎・廣松渉・丸山圭三郎論。ただ、今さら「関係の一次性」がどうのこうのと言われても、かったるいのみ。